反LGBT集団によって何度も燃やされ、破壊されてきた「レインボー記念碑」を守るために関係者が編み出した最良の改善策とは?
絶対に“燃やされない”記念碑を再設置
2012年に、LGBT+の人たちの権利を訴えるためにポーランドの首都ワルシャワに設置された「レインボー記念碑」。しかし、敬虔なカトリック教徒が国民の半数以上を占める同国では、LGBT+の人たちへの風当たりが強く、この記念碑は2012年の設置以来、何度も反LGBT集団によって燃やされ、破壊されてきた。
関係者はその度にまた新たな記念碑を作って設置してきたが、「設置しては燃やされ…」を繰り返すまさにイタチごっこ。そんな悪循環から脱却するため、先日、6月のプライド月間に合わせて新たなレインボー記念碑がお披露目された。それがコチラ。
従来の記念碑は造花で作られていたため、簡単に燃やされてしまったが、新しい記念碑は噴水にレインボーのライトを当てるという方法で虹を映し出しているため、燃やされる心配は一切ない。反LGBT集団が手出しできない、最強のレインボー記念碑は今宵もワルシャワの街を明るく照らしている。(フロントロウ編集部)