カンヌ映画祭・監督週間にも選ばれた、デブラ・グラニク監督の『リーブ・ノー・トレース』が、ついに来週6月29日に公開される。

 『リーブ・ノー・トレース』は、社会から離れ公園のジャングルの中で生活をする父娘を中心に描かれている。彼らは雨の水を飲み、テントに住み、手で火をおこすという、原始的な生活を送っている。しかし、公園に国の許可なく住むのは違法。警察に見つかってしまい、強制的に社会へと連れ戻される。これまでと全く違う生活を強いられた2人だが、その生活にだんだん馴染んでいく父とは反対に、以前のジャングルでの暮らしが忘れられず戻ろうとする娘が対立する。果たして2人が選んだ生き方とは…?


 監督を務めたデブラ・グラニクは、今や大人気女優となった、ジェニファー・ローレンスを世に広めた、『ウィンターズ・ボーン』を手がけている。主役の親子は、父親役をベン・フォスターが、娘役をトーマサイン・マッケンジーが演じている。彼女について、「トーマサイン・マッケンジーの自信たっぷりの演技は、ジェニファー・ローレンスを彷彿とさせる」と、映画評論家のロジャー・イーバートは評価している。

 デブラ・グラニク監督は、『リーブ・ノー・トレース』でカンヌ映画祭・監督週間にも選ばれている。この監督週間とは、カンヌ映画祭と同時期に開催されている映画祭である。主催は、カンヌ国際映画祭ではなく、フランス監督協会であるため、非公式ではあるものの、カンヌ映画祭構成する1つの部門として認識されており、監督週間に出品することができれば、監督としての実力が世間に認められたことになる。

画像: Leave No Trace Trailer #1 (2018) | Movieclips Trailers www.youtube.com

Leave No Trace Trailer #1 (2018) | Movieclips Trailers

www.youtube.com

 映画『リーブ・ノー・トレース』は、来週6月29日全米公開。日本公開は未定。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.