イギリスの児童文学作家J・K・ローリングによるファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの第1作目となる『ハリー・ポッターと賢者の石』。2001年に映画化されたことで、さらに人気が爆発したけれど、原作はなんと世界中で約1億700万部も売り上げた。
初版がとんでもない額で落札
そんな1997年に出版された『ハリー・ポッターと賢者の石』の初版を、ある女性がオークションに出品。この本は、ある女性に21歳の時にイギリスのノース・ヨークシャーにあるハロゲイトの鉄道で購入されてからずっと、綺麗な状態を保たれていた。
最初の落札金額の予想は、4万6,000ドル(約500万円)と思われており、予想だけでもかなり驚愕してしまう額。しかし実際に落札された金額は、なんと7万5,000ドル(約825万円)! アメリカのコレクターが落札したそう。この原作は約7~10ドル(約770円~1,100円)で購入できる価格帯で、これを考えると価値はかなり上がっているのが分かる。
この初版がなぜこんなにも高額で落札されたかというと、たった500冊しか出版されておらず、誤植がなおされる前だったため、かなり貴重なものだから。
出品した女性も、まさか学生の時に購入した本が800万以上の価値になるとは思いもしなかったはず。(フロントロウ編集部)