誰もが知っている名画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。「ひまわり」や「星月夜」などの名作を後世に残し、現代でも人々を魅了している。
しかしゴッホは生きているうちに評価されることはなく、死後に価値を理解された芸術家の一人。精神病を患っていたゴッホは、社会に出て人間関係を築くことをあまり得意とせず、生涯孤独と戦いながら、画家として時代を変えることを夢みていた。そのため、彼には師匠がおらず、ずっと独学で作品を作り上げていたというのだから、いかに才能のある芸術家であったかがわかる。
不安定な精神状態から、自分の耳を引きちぎり女性に渡すなどの数々の奇行を繰り返していたゴッホ。周囲から馬鹿にされ、あざ笑われ、病を患いながらも、その苦悩や苦しみを画で描写し、芸術への情熱だけは捨てることなく、時代を超えて世界中から愛され続ける作品を生み出した。『アット・エターニティーズ・ゲート』は、そんな1人の画家の、孤独で波乱万丈な一生を描いている。
タイトルの「アット・エターニティーズ・ゲート」とは、じつはゴッホが残した一つの作品名。別名『悲しむ老人』とも呼ばれ、精神病院で療養中の自身が描かれている。
ゴッホ役を演じるのは、『スパイダーマン』のウィレム・デフォー。他にもルパート・フレンド、オスカー・アイザックなどが出演する。
映画『アット・エターニティーズ・ゲート』は11月16日全米公開。日本公開は未定。(フロントロウ編集部)