人気ブランドのバーバリー(Burberry)が、売れ残り商品を焼却処分することを中止することを発表した。

「売れなかったアイテム」を燃やすワケ

 バーバリー(Burberry)は、2017年に売れ残った洋服や小物、香水などのアイテム約42億円分を焼却処分していたことを7月に発表し、環境保護団体を中心に批判が殺到していた。

 そんな影響を受けてか、同ブランドは売れ残りアイテムの焼却処分を取りやめることを発表。これまでも売れなかったアイテムを寄付したり、リユース・リサイクルを行ってきたりしていたけれど、今回の発表で、さらにこれを拡大していくという。

画像: 「売れなかったアイテム」を燃やすワケ

 40億円以上の損失をしてでもバーバリーが売れ残りアイテムを破壊、焼却してきた。その大きな理由は、ブランドを保護するため。

 世界的に知名度があり価値が高いブランドであるだけに、盗難や安売りを防ぐために売れ残った商品を破壊処分していた。

 バーバリーのCEOマルコ・ゴベッティは、今回の決断について「現代の高級品は、社会的で環境的な責任を負っています。これはバーバリーの核心的な信念で、長期的な成功のかぎです。これまで商品に注いできた創造性を、会社のあらゆる部分に適用していきます」と語った。

 バーバリーは今後、無駄のない持続可能なアイテムを開発していくという。(フロントロウ編集部)

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