ロサンゼルス在住の男性デザイナー、ジョンソン・ハ―ティグが手がけるブランドLibertine(リバティーン)は、今季、一度解体した洋服に高度なシルクスクリーン技術を使って新たな命を吹き込んだ革新的なデザインのレディース&メンズ混合コレクションを発表。
クラシカルなボタニカル柄にホラー調のワッペンを組み合わせたり、ミニマルなデザインに招き猫やバスケットボールなどのポップなモチーフをマッチさせたりと遊び心満載なアイテムの数々が登場するなか、観客たちの視線はモデルたちの手元にも注がれた。
毎シーズン個性的なネイルアートを取り入れていることでも知られるLibertineが今季採用したのは、なんと文房具として知られる「指サック」をゴージャスに改良した特注のネイルアート。
紙をめくる際に指先を保護し、作業をしやすく補助する目的で使われることが多い「指サック」や、もしくは、裁縫の際に針のあたりやすべりを抑える「指ぬき」ともよく似たデザインのこれらのネイルアートは、スワロフスキークリスタルやパールで装飾され、パールホワイトのマニキュアを塗ったつけ爪が施されたものも制作された。
まさか「指サック」がニューヨーク・ファッションウィークのランウェイに登場する日が来るとは驚き。
日常生活には適さなそうなネイルアートだけれど、Libertineのコレクションがキッカケとなり、セレブのレッドカーペットファッションや芸術性を重視したファッション誌のエディトリアル撮影などで今後採用される日が来るかも。(フロントロウ編集部)