今回のショーは、ファッションメディアでアート・ディレクターを歴任し、現在はアーティスト&イラストレーターとして活躍するクリスティーナ・ジンペルのオリジナルアートワークが描かれたコラボレーションバックも登場、そして現代のグローブ・トロッターの精神とスタイルを祝福したコレクションになっている。
デザイナーが推奨する5つのベスト・キールック
全65ルックの中からデザイナー自身が推奨する、5つの“ベスト・キールック”をご紹介。
まずは、ランウェイショーでのファーストルックがイン。鮮やかな手描き風フローラルプリントのアイテムを、大胆なカラーリングコーディネートでプレイフルに飾ったルック。
名誉あるファーストルックのモデルに抜擢されたのは、個性的なルックスで人気を博しているモデル、リアン・ヴァン・ロンパエイ。
「私はショーを世界の休日を感じているようにしたかった。旅は究極のインスピレーション源であり、このコレクションには私のお気に入りの旅先を取り入れました。またこのPier 17という場所での開催は、街のアイランド・ネイチャーを強調し、楽観性に囲まれ、クリスティーナ・ジンペルによるカラフルなアートワークなど、ゲストの方々を旅へお連れする場所に最適だと思いました」ーデザイナーのマイケル・コース
2つめの“ベスト・キールック”には、豪華で美しいエンブロイダリーがほどこされたセットアップスーツのルックが選ばれた。
バッグ、パンプスまで統一されたエメラルドグリーン×ゴールドの豪華な刺しゅうのアイテムを、ショートカットが初々しい、業界注目の新人モデル、ルース・ベルがスタイリッシュに着こなして。
3つめには、ラグジュアリーながらもリラックスした、マイケル・コースらしいアーバンスポーツウェアのルック。モデルにはクールな顔立ちが人気のカーラ・テイラーが選ばれた。
4つめの“ベスト・キールック”には、イエロー×グリーンのニットにフリンジがセットされたエスニックなセットアップ。ゴールドがアクセントされたブラウンスエードのバッグ&プラットフォームサンダルでモダンに昇華されて。
ナイジェリアと中国のハーフモデルとして、ファッション業界における人種問題にも積極的に取り組み、多くのトップブランドに抜擢されはじめた注目のモデル、アデスゥワが抜擢。
“ベスト・キールック”の5つめは、ショーのラストに登場するラストルックが選ばれた。
コレクションにとって重要なラストルックのモデルを務めたのは、トップモデルのジジ・ハディッド。
大胆なカットアウトと美しいシルエットのブラックドレスを堂々と着こなし、颯爽とウォーキングしたジジ。会場から最もフラッシュがたかれ、ゲストたちの歓声と共にマイケル・コース コレクションSPRING 2019ランウェイショーは幕を閉じた。
マイケル・コース コレクションSPRING 2019ランウェイショーは、以下の動画から見ることができる。