人気ラッパーのカニエ・ウェストが、妻のキム・カーダシアンを擁護するために、ドレイク、ニック・キャノン、タイソン・ベックフォードの3人を名指しで攻撃した。

キムの騒動にカニエが不満爆発

 9月頃からこれまで頻繁に活用してきたツイッターに代わり、再びインスタグラムを更新し始めているカニエ・ウェスト。

 カニエのインスピレーションを表現したり、カニエのブランドYeezyのプロモーション活動をしたりする場としてインスタグラムを更新してきたカニエが、4件の動画を投稿して、突然、妻キム・カーダシアンと関わる3人のセレブを名指しして抗議した。

画像: キムの騒動にカニエが不満爆発

ニック・キャノンに物申す

 「はじめにニック・キャノンに言いたいことがある」と始めたカニエは、キムと2006年から約1年間交際していたニックに向けて、自身の気持ちを述べた。

画像1: ニック・キャノンに物申す

 「僕の妻と付き合っていたのはわかるけど、インタビューで妻のことを話さないでくれ。インタビュアーに僕の妻について聞かれても『敬意を払うけど、これについては話さない』と言ってくれよ。妻が誰とヤったのかほのめかしたりしないでくれ」

Instagram投稿の投稿者: yeさん 日時: 2018年 9月月20日午後4時58分UTC

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 カニエがこう語った背景には、キムとドレイクの間に囁かれる熱愛説がある。

【ドレイクとキムが付き合っていた説】
 「イン・マイ・フィーリングス」で、ドレイクが「僕のことを愛している?」と歌うサビ部分に、「キキ(Kiki)」という名前が出てくることから、「キキ」がキムの事ではないのか?という仮説がネット上に浮上。
 キムのあだ名がキキであることや、「自分に言い聞かせるのをやめて/気持ちのままにいたら/この騒動を対処しなくちゃいけなくなった(※)/ひとりで対処するんだ」といった歌詞の内容がキムに宛てたものだと推測され、「ドレイクとキムは恋愛関係にある」というウワサがネット上で拡散した。
※騒動=ドレイクとプッシャ・Tのバトルだと考えるファンが多い。ドレイクはカニエがプロデュースしたプッシャ・Tのアルバムがきっかけで、プッシャとバトルに発展した。

画像2: ニック・キャノンに物申す

 この騒動に対して、キムは「まったくのデタラメ。話すこともない」とファンの仮説を全否定している。

 しかしその後、ニックが米Complexのインタビューでキムとドレイクの交際説に触れ、「ドレイクはすごくパーソナルなレベルであの家族に固執している感じがするんだ」と、ロマンスの可能性があるかのような発言をした。

 こうした騒動についてニックが口を挟んだことから、カニエがニックを名指しで抗議した。

 カニエの動画が公開された後に、ニックも反撃。自身のインスタグラムで「君の結婚や君の意見について失礼なことも傷つくことも言ったつもりはない。(カニエの行動に)敬礼するよ。そのまま続けてほしいけど、言っていい事と悪い事を君に言われる筋合いはない」と、カニエの抗議に反論した。

NICK CANNONさんはInstagramを利用しています:「@Kanyewest holla at me!! Let’s get your Spirit right! ✊」

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ドレイクの歌詞に不満

 ニックに不満をぶつけたカニエは、次にドレイクの名前をあげて攻撃を開始。

Instagram投稿の投稿者: yeさん 日時: 2018年 9月月20日午後5時04分UTC

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 カニエとドレイクと言えば、カニエが手掛けたアルバムによってプッシャ・Tとドレイクがバトルを繰り広げていることから、関係が複雑化している。
 カニエがドレイクに謝罪するコメントを発表する一方で、ドレイクがカニエへのディス曲を作るなど、まだまだ和解する気配はない。

画像: ドレイクの歌詞に不満

 そんな状態のなかで、カニエが「僕が病んでいなかったら(※)、きっと『プッシャ、僕の手掛ける作品でドレイクをディスるのはやめろ』と言っていただろう」と発言しつつも、ニックと同様にキムとの騒動についてドレイクにチクリ。
※2016年11月に疲労や睡眠不足などによる精神的な理由で入院。退院した後も芸能活動を控えていた。

 カニエが怒っているのは、ドレイクがキムとの交際説を否定しないこと。「俺の妻と君がヤッてるというウワサが流れているのに、君は何も言わない。君が僕の妻とヤったというウワサに何も口を出さなかったことだ。俺は精神的にそれが納得できないんだよ」とドレイクを批判した。

 さらにカニエは、ドレイクが歌詞に「キキ」という名前を使ったことに対しても不満をぶちまけ、ドレイクの元恋人であるリアーナの名前を出してこう語った。

 「例えばの話、俺にレニータ(Renita)という彼女がいたとして、君がリアーナと結婚していたとしよう。そうなった時、俺はリリ(Riri:リアーナの愛称)と呼ぶ曲は作らないね。だから、『(キキ)がどこから来たのかわからない』なんて言ったって無駄だ。君はどこから来たのか分かっているだろう。誤解を生むような曲は作るな」

Instagram投稿の投稿者: yeさん 日時: 2018年 9月月20日午後5時04分UTC

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タイソン・ベックフォード

 ドレイクとキムの騒動に対する不満を爆発させたカニエは、モデル兼俳優のタイソン・ベックフォードにも忠告した。

画像: タイソン・ベックフォード

【タイソンVSキムの騒動】
 タイソンは今年8月にキムの体型に触れて、「俺は興味ないね。自然じゃない。医者が右のヒップ(の整形)に失敗したようだよ」とコメントし、キムに対する体型批判(ボディ・シェイミング)を展開。
 これに対してキムが、「sis(※シスターの略)、あなたがなぜ興味ないのかはみんな知ってるわよ」と、以前から囁かれているタイソンのゲイ疑惑を煽るような返答をして騒動になった。

 カニエはこの件について、「タイソン・ベックフォード、妻の話はするな」と一喝。

Instagram投稿の投稿者: yeさん 日時: 2018年 9月月20日午後5時09分UTC

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 最後に、「お前らみんな、俺の妻の話はするな。何言ってんだよ?俺は愛のある結婚をしてるんだ」と憤慨した後、「君たちはネガティブさを助長している。SNSでは許されても俺は気に入らない。みんな電話に出てくれるわけじゃないから、この場で表現するしかなかったんだ。ニック・キャノン、ドレイク、タイソン・ベックフォード、君たち(の行動)に俺は納得できなかった」と締めくくった。(フロントロウ編集部)

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