「あのタトゥー」を完全コピー
元恋人でラッパーのマック・ミラーの死や2016年に英マンチェスターの自身のコンサート会場で起きた爆破テロによって受けた心の傷を癒すことを最優先するため、しばらくの間公の場からは身を引くことを発表したシンガーのアリアナ・グランデ(25)。
そんな彼女を献身的に支えているのが人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』出身の俳優でアリアナと6月に婚約したピート・デヴィッドソン(24)。
全身に無数のタトゥーが入っていることで知られるピートは、アリアナとの交際をスタートした直後にアリアナとおそろいの雲のモチーフのタトゥーを指先に入れ、その後、アリアナがアルバム『デンジャラス・ウーマン』のジャケットで着用していた「うさ耳マスク」をモチーフにしたタトゥーを首筋に、彼女のイニシャルである「AG」のタトゥーを親指にゲット。
さらに最近では、2人で一緒に飼い始めたというミニブタのタトゥーを脇腹に入れるなど、これまでにもアリアナにちなんだ複数のタトゥーを体に刻んできた。
そんななか、ピートが新たにアリアナにちなんだタトゥーをゲット。そのタトゥーとは、アリアナのうなじに華奢でフェミニンな書体で彫られた「Mille Tendresse」というフレーズ。
「MilleTendresse」の意味とは?
この「Mille Tendresse」というフレーズは、アリアナが大好きな映画『ティファニーで朝食を』に登場する言葉。フランス語で「はかり知れない優しさ」という意味があり、同作では女優の故オードリー・ヘップバーン演じる主人公のホリーからのハガキに書かれたメッセージの文末で使われている。
アリアナは、英語で言う「YoursTruly(敬具)」のような手紙の結びの語でもあるこの言葉のタトゥーを自身のデビューアルバム『ユアーズ・トゥルーリ―(YoursTruly)』(2013年発売)にちなんで2014年にゲット。
それから約4年の時を経て、婚約者であるピートが、アリアナとまったく同じ場所に同じ書体でこの言葉のタトゥーを入れた。
2人の体には、この「Mille Tendresse」のほかにも、アリアナが考案した造語である「H2GKMO (Honest to God, knock me outの短縮系。『完全にやられた』の意味)」や2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件で命を落とした消防隊員だったピートの父のバッジ番号である「8418」などのおそろいタトゥーも入っている。
お互いにとって大切なモチーフや言葉、文字などをタトゥーとして体に刻むことで、絆を深めているアリアナとピート。今回追加されたタトゥーにも、ピートのアリアナに対する深い愛情が込められているようだ。(フロントロウ編集部)