キャスティング巡る論争に便乗
映画ホーム・アローン』などで知られる俳優のマコーレー・カルキンが、『ハリー・ポッター』(以下『ハリポタ』)シリーズへの出演を原作者であるJ・K・ローリングにツイッターを通じて直談判した。
先日公開された映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の最新予告編で初めて明らかにされた、呪いによってのちに“巨大な蛇”ナギニへと姿を変える役柄のキャスティング。「蛇に姿を変えられ、反社会的な白人男性に奴隷として60年近く拘束される女性の役をアジア系の女優に演じさせるのは、差別的では?」という議論を巡り、マコーレーもいちファンとして自分の意見を示した。
『ハリー・ポッター』シリーズの大ファンで、同作の新シリーズである『ファンタスティック・ビースト』(以下『ファンタビ』)にも注目しているというマコーレーは、ナギニの元になった生き物がインドネシアの神話に登場するナガであると明かし「アジア系の女優がナギニ役を演じることは“間違っていない”と主張したローリング氏の見解を支持。
マコーレーは、ツイッターを通じてこんな独特の言い回しでローリング氏の主張に賛同した。
「ハーイ、J・K・ローリングさん! 僕はあなたの意見に賛成です。ナギニは彼女の望み通りに自由に、何にだってなれると思う!彼女は強い女性であり蛇だからね」。
そんなマコーレーのローリング氏宛てのメッセージには続きが。
「それと、次の作品に僕の役を書き加えてくれませんか? 僕の名前はマコーレー・カルキンといいます(あの『ホーム・アローン』に出演しました)。あとは、『ページマスター』にも。(魔法を使った経験アリ)」
マコーレーは子役時代の代表作である『ホーム・アローン』やファンタジー映画『ページマスター夢と魔法の図書館』への出演歴などを並べ、ローリング氏に対して茶目っ気たっぷりに『ハリポタ』関連作品に出演させて欲しいとアピールしていた。
『ファンタビ』出演者に援護を頼む
さらに、プライベートで親しくしている『ファンタビ』シリーズ第1作目の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の出演者、ダン・フォグラーに宛てて「口添えを頼むよ。お礼にマッサージするからさ」と後押しまで頼んでいたマコーレー。
この半分冗談で半分本気かのようなマコーレーからのお願いに対して、今のところローリング氏からの反応はないものの、シリーズファンたちは「是非、マコーレーを次回作にキャスティングして欲しい!」、「マルフォイ家のメンバーなんてどう? 」と盛り上がっている。(フロントロウ編集部)