キャサリン妃が女優のキーラ・ナイトレーからエッセイを通じて名指しで「産後の姿が完璧すぎる」と批判された件に反応。気分を害された様子だと王室関係者が証言した。(フロントロウ編集部)

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』などで知られる女優のキーラ・ナイトレーから、出産直後にきちんとメイクをし、整った服装にハイヒールを履いた“完璧な姿”で公の場に登場したことにより、「世の中の女性に非現実的な理想を押しつけている」とエッセイを通じて痛烈批判されたキャサリン妃

画像: キーラ・ナイトレー。

キーラ・ナイトレー。

 このキーラの突然の攻撃に対し、キャサリン妃が憤っているとケンジントン宮殿の内部筋が米Us Weeklyに証言している。

 関係者曰く、キーラからの批判に「ムッとしている」というキャサリン妃。「キーラにはもちろん自由な意見を持つ権利がありますが、彼女の主張はおもに彼女自身の(出産にまつわる)経験のみに基づいたものであり、キャサリン妃が経験したこととは異なります。すべての母親たちが同じ様に感じるとは限りません」とキャサリン妃を擁護した関係者は、「キーラの発言は単に世間の注目を集めたいがためのものであり、正当な根拠があるわけではありません」と、キーラがキャサリン妃を批判の標的とした意図への疑念も口にしている。


産後の毅然とした姿は「本人の意思」

 キャサリン妃は長男ジョージ王子、長女のシャーロット王女、そして4月に誕生した次男のルイ王子と、これまで過去3回の出産を経験しているが、いずれもイギリス王室の伝統に習い、分娩後数時間で病棟玄関前に集まった王室ファンや報道陣のカメラの前に姿を現して世間の人々にロイヤルベビーをお披露目してきた。

画像: (左から)ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子が誕生した時のキャサリン妃とウィリアム王子。

(左から)ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子が誕生した時のキャサリン妃とウィリアム王子。

 一部では、この習わし自体が悪しきものだと批判する声もあるが、王室関係者は、このキャサリン妃の行動は、あくまでも本人の意思によるものだと説明。「もしもキャサリン妃自身が(産後すぐに群衆の前に姿を現すことを)不快だと思っていたら、第2子、第3子の出産後にはお披露目の記念撮影など行っていなかったでしょう」と話した。

 確かに、ロイヤルベビーお披露目の際のキャサリン妃の、まるで出産を終えたばかりとは思えない毅然とした姿は世間の人々を驚かせてきた。しかし、キャサリン妃が、そのことにより世の女性たちに「みなさんも、こうあるべき」といった難題を突きつけているとは考えにくい。

 キーラは、エッセイの中で、キャサリン妃は出産の痛みや辛さを隠すことで“虚像”を創り出していると指摘しているが、キャサリン妃は、それどころか、母親というものがいかに大変なものであるかを公の場で包み隠さず語ったこともある。

画像: 公務中にぐずるシャーロット王女に手を焼くキャサリン妃。

公務中にぐずるシャーロット王女に手を焼くキャサリン妃。

 2017年に行われたあるチャリティイベントで「育児とは、ときに非常に大きな挑戦を強いられるものです。一般の母親たちと比べたら多大なサポートを得られる立場にある私にでさえも、とても大変なものなのです」と語ったキャサリン妃は、母親となって初めて体験した極限状態について「喜びや疲労感、愛情、不安といったあらゆる感情が混ざり合う複雑な心境でした」と自身が直面した苦悩を吐露していた。(フロントロウ編集部)

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