子どもが消える理由は南米の言い伝えに隠されていた？『ザ・カース・オブ・ラ・ヨローナ』

　中南米には今も受け継がれている、ゾッとする言い伝えがある。その名も「ラ・ヨローナ」。ある昔、貧しい家に生まれた美しい女性が、その美貌を買われて裕福な男性と結婚した。
2人の間には子どもを授かったが、格差による周りの目などからか、男は違う女性と親しくなるように。女性はそれを知り、怒り狂った末に子ども2人を溺死させてしまう。正気を取り戻し自分のした過ちに気づいた女性は、世を去ってから時間が経った今でも、霊となって自分の子どもを取り戻そうと、泣きながら町中を彷徨っているという。

　そして本作では、その「ラ・ヨローナ」がロサンゼルスのある家族を襲う。

　1970年代のロサンゼルスに住む、ソーシャルワーカーのアナには2人の子どもがいる。アナは、仕事でケアを担当していた女性から、ラ・ヨローナに気をつけるよう警告を受ける。アナは女性を無視しつづけるが、すでにラ・ヨローナはアナの子どもたちへと狙いを定めていた…。

　本作で制作を担うのは、世界中を怯えさせたあの『死霊館』シリーズで監督を務めた、ジェームズ・ワン。『The Curse of La Llorona』も間違いなく期待のできる作品となりそう。

　『The Curse of La Llorona』は2019年4月19日全米公開。日本公開は未定。（フロントロウ編集部）