プッシャ・Tのステージに「ファック・ドレイク」の文字
プッシャ・Tといえば、5月にリリースしたアルバム『DAYTONA』でドレイクをディスって大バトルに発展したことで知られるラッパー。
「Infrared(インフラレッド)」と「The Story of Adidon」の2曲をリリースして、ドレイクのゴーストライター説や隠し子問題について言及。アルバム『DAYTONA』をプロデュースしたカニエ・ウェストも交えて大バトルを繰り広げている。
ドレイクVSプッシャ&カニエのバトルが激化してから半年が経とうとするなか、プッシャがタイラー・ザ・クリエイター主催の音楽フェスCamp Flog Gnaw Carnivalでパフォーマンスを披露。
そのステージで本人も予想していなかった事態が発生した。
パフォーマンスをしていたプッシャが観客の方を向いて次の曲の準備をしていた時に、ステージのモニターに「ファック・ドレイク」という文字がフラッシュで映し出された。
これを見た観客がフラッシュに合わせてモニターに書いてある言葉を合唱。しかしプッシャは、観客の声援を煽ることも止めることもせず、まるで何も起こらなかったかのように次の曲を歌いだした。
じつはこのモニターの映像は、プッシャが考案したものではなく映像を作ったスタッフの“ご厚意”によるものだったことが判明。
パフォーマンス後にツイッターを更新したプッシャは、「映像の野郎が俺のスクリーンを邪魔しやがった。俺は自分のために話すし、俺のやり方がある。他人をスクリーン上でディスるのは俺のショーじゃない。これがなければ素晴らしいフェスだったのに」と、「ファック・ドレイク」のスクリーンは、プッシャが意図したことではなかったと弁解した。
身内の勝手な行動でバトルを荒立てることにしまったプッシャ。ドレイクとのバトルで知名度をあげたプッシャだけれど、今回はバトルが足を引っ張る形となった。(フロントロウ編集部)