イギリス・ブリストルに暮らすある女性は、ネット通販で大量購入したダイエット・コーラのうちの1缶がほかのものより明らかに軽いことに気づいた。
ラベルに記載された内容量よりも少量しか中身が入っていないだろうと推測した彼女は、コカ・コーラ社に不良品であるとクレームを入れるため、缶を開けて中身を注ぐ様子をスマホのカメラで撮影することに。
缶の中には、案の定、ひと口分ほどの量のコーラしか入っていなかった。
その様子を収めた動画をツイッターに投稿し、「コカ・コーラ社の魔法使いさん、原因を解明してくれませんか? 」とコカ・コーラ社の公式ツイッターに宛てたメッセージを発信。
I swear I’m not some kind of magician but please can someone with skills in sorcery @CocaCola_GB @DietCokeGB save my #dietcokebreak #becauseicant pic.twitter.com/evPgM4WxDA
— Dani Andres (@Dani_in_Bristol) 2018年11月9日
あわよくばコカ・コーラ社から何らかの“お詫び”を受け取れるのではないかと期待していた女性だったが、その後、自分の行動を後悔することになる。
なんと、このひと口分ほどしか中身が入っていないコーラ缶は、その筋のマニアが喉から手が出るほど欲しがるほどの激レアアイテムだったのだ。
Ebay(イーベイ)などのネットオークションでは、同様のアイテムが、製造工場での何らかの不具合が原因で通常よりも少ない量しか入っていない「幻のコーラ」として19,000ドル(約215万円)以上もの値でコレクターたちの間で取引きされている。
しかし、開封してしまうと、もちろんその価値は無くなってしまうため、開封後にこの「幻のコーラ」の取引価格を知った女性は、みすみす200万円近い大金を手にするチャンスを逃してしまったことになる。
コカ・コーラ社の公式ツイッターは、この女性からのメッセージに「このような事態が起こったことをお詫び申し上げます。原因究明に努めますので、一度カスタマーサービスにお電話ください」と返信していた。(フロントロウ編集部)