「ヤケ食い」と聞くと、気分がむしゃくしゃして「もう食べてやる!」と食べ物で発散しているイメージが強いけれど、実際にはヤケ食いはそんな簡単な話ではないよう。
アメリカでウェルネスのコーチを務めるページ・オマハニー医師はヤケ食いについて、「多くの人は自分がヤケ食いをしていることさえ気がついていない」と驚きの実態を米メディアStyleCasterに証言。
そしてページ医師いわく、危険なタイミングは週末やオフの日。「ヤケ食いは、週末や休暇の間に起こりやすいもの。プレッシャーを感じている時に美味しいものに囲まれた時なんかはとくにね」とコメント。
ヤケ食いは、意識的に食べることよりも、知らず知らず食べていることの方がよっぽど多いという。そして、飲食の機会が増える年末年始などの忘年会やパーティシーズンは、そのリスクも高まると語った。
「ヤケ食い」を防止するには?
では一体どうしたら無意識の「ヤケ食い」を止めることができるのか。その対策のヒミツがこちら。
トリガー(原因になるもの)を知ること
ページ医師は、「ヤケ食い」にはキッカケになるトリガー(原因)が必ずあると明かす。悲しいこと、興奮すること、ガッカリすること、疲労、感情的になってしまうことなど、身の回りの環境や心に変化があったかどうか、つねに自分の感情に注視しておくことが大切だそう。
先回りして気をつける
そしてトリガーがあると気づいたら、「先回りして自分を労わるためのプランを立てておいたほうがいい」とページ医師はアドバイス。
ストレスを感じたらそのままにしておかず、親しい友人と会ったり、散歩をしたり、静かな場所を見つけて気持ちを落ち着かせるだけでも、ヤケ食いを防止できるそう。
日頃からセルフケアを行なっておく
また、ダイエットの専門家ジョニー・ボーデン医師は、日頃から「空腹になりすぎないように、イライラしすぎないように、孤独になりすぎないように、疲れすぎないようにすることが大切」とコメント。
自分を労わる「セルフケア」を、日常的に心がけることが効果的だという。また、しっかりと睡眠を取ること、定期的に十分な食事をとっておくことは、ヤケ食い防止の最大のカギになるそう。
ストレスコントロールすることで防止できる「ヤケ食い」。心も体もヘルシーになるこの方法なら、ヤケ食い防止だけでなく、よりハッピーなライフスタイルに近づけてくれそう。(フロントロウ編集部)