過激すぎる「護身用アイテム」を明らかに
来年2月に開催予定のグラミー賞で主要2部門を含む5部門にノミネートされているカーディ・Bが、米トーク番組『ザ・レイト・レイト・ショー・ウィズ・ジェームズ・コーデン(The Late Late Show with James Corden)』の人気コーナー「カープール・カラオケ(Carpool Karaok)」にゲスト出演。
曲と曲の合間に番組司会者のジェームズ・コーデンから、「外を歩く時に口の中にカミソリの刃を隠し持っていたっていう話は本当?」と聞かれたカーディは、「ええ、本当よ」と事実と認めたうえでその理由をこう説明した。
「何かトラブルに巻き込まれたりした時のためよ。誰かに襲われたりとか。つねに警戒している必要があったの。いつ何が起きてもいいように、つねに戦闘状態にないといけなかった」
カーディの地元であるニューヨークのブロンクスは、ギャングが多く暮らす治安の悪い地域として知られており、そこで生まれ育ったカーディは、幼少期から「自分の身は自分で守らなければならない」と教え込まれてきたという。
カーディいわく、治安は悪かったが「楽しいこともいっぱいあった」といい、悪い思い出ばかりではなかったようだが、護身用のために口の中にカミソリの刃を入れて持ち歩くというのは、なかなか壮絶なエピソード。衝撃の過去にジェームズも返す言葉がなかったのか思わずだんまり。
数秒間沈黙が続いたあとに、やっとジェームズの口をついて出てきたのは、「(護身用としてだけでなく)アマゾンから荷物が届いた時にも便利だよね」というひと言だった。
このジェームズの突拍子もない発言に、その直前までいつになく真剣な面持ちだったカーディも一瞬で笑顔に。その後、2人でカーディのヒット曲「バルティエ・カーディ(Bartier Cardi)」を熱唱した。(フロントロウ編集部)