キャプテン・マーベルは他のヒーローと違う?
2019年3月15日に日本公開される映画『キャプテン・マーベル』で主人公のキャロル・ダンバース(キャプテン・マーベル)を演じるブリー・ラーソンが、MCU映画史上初の女性ヒーロー単独の映画になることについて、ブラジルのTNTに語った。
2008年公開の『アイアンマン』からスタートした『アベンジャーズ』シリーズのMCUでは、2018年に公開された映画『アントマン&ワスプ』で初めて、女性ヒーローの名前がタイトルに記された。
今後のMCUでは女性ヒーローの活躍がますます期待されるなかで公開されるのが、MCU史上初の女性単独ヒーロー映画となる『キャプテン・マーベル』。
そんなキャプテン・マーベルと、アイアンマンのキャプテン・アメリカなどのほかの男性によるヒーローとの違いについて聞かれたブリーが、「わからないわ。正直言って違いを感じたくない」と率直な気持ちを述べた。
「(『キャプテン・マーベル』が)初の女性のなんたらかんたら~って言わるのはもう勘弁なの」と、「男性ヒーロー」と「女性ヒーロー」を区別したような考え方に飽き飽きしていることを明かしたブリー。
続けてブリーは、自身の思う「ヒーロー論」をこう語った。
「男と同じことが女性もできるんだって感心するのはおかしなコンセプトだと思う。こういう話を何度もするだけで、女性がヒーロー役を演じることが無理な話のような感じがしてしまう。昔からそんなことなかったし、ずっと間違っていたの。今が自然な成り行きなのよ」
そしてブリーは、誰からも憧れられる「ヒーロー」というキャラクターを演じることについても、「人にインスピレーションを与えるかどうかなんて人に決められる必要ない。この役をやると決めて、みんなから『じゃあ、君はお手本になるんだね』って言われるけど、私は自分が正しいと思ったことをやるだけで、人からなんて思われようとそれはその人の自由。私は人のために自分のやり方を変えるつもりはないわ」と、独自の意見を述べた。
「私が思うヒーローたちは、みんな自分を持っている。時には足りない部分があるけど、それでもいいの。だから、私にとってのキャロル(・ダンバース)も、欠点があって完璧じゃない人なの。役を演じるにあたり、私は自分の人間らしさを受け入れて、自分が作品を作るアーティストで、人間だということを伝えたい」と、より人間らしいヒーローこそ、ブリーの求める理想のヒーロー像だと熱弁した。(フロントロウ編集部)