ケビンがデリバリーに活用したギャング映画の裏話
映画『ホーム・アローン』でマコーレー・カルキンが演じた主人公ケビンが見ていたギャング映画を覚えているだろうか。
家にたったひとりで取り残されたケビンが、ピザのデリバリーの受け取りの時に活用して配達員を怖気づかせたあのギャング映画。
『Angels With Filthy Souls(汚れた魂の天使)』というタイトルのこの映画は、長い間、実在する白黒映画だと思われていたのだが、じつはこれ、なんと『ホーム・アローン』のためだけに作られた映像だった。
ケビンが好んで見ていたこのギャング映画は、1939年の映画『汚れた顔の天使(Angels With Dirty Faces)』をパロディにしたフェイク映画。
このフェイク映像は本編の撮影が始まる前に1日で撮られた映像だといい、タイトルもビデオテープがスクリーンに映るという理由だけで、『Angels With Filthy Souls(汚れた魂の天使)』と決められたと米VanityFairが伝えている。
たった1分20秒の尺にもかかわらずインパクト抜群の映像は大反響を受け、結果的にこのフェイク映画は『ホーム・アローン2』にも受け継がれ、『Angels With Even Filthier Souls(もっと汚れた魂の天使)』という続編映画として、ケビンがホテルの従業員を怖がらせるために使われた。
そんな事実を知ったセレブも驚きの反応を示している。
『40歳の童貞男』のセス・ローゲンは、自身のツイッターで「幼少時代は『ホーム・アローン』でケビンが見ていた古い映画が本物かと思っていた」とツイート。
これに『アベンジャーズ』のクリス・エヴァンスがセスのツイートに返信する形で「違うの????」と反応。
さらには、『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッドも「同じく」と、『SING/シング』のニック・クロールも「違うの?(まじで)」と、多くのセレブも驚愕の事実に信じられないといった反応を見せている。
さらに同作でケビンを演じたマコーレーでさえも、このギャング映画がフェイクだったことを知らなかったと答えている。
Me too! https://t.co/Y24cIHLNlM
— Macaulay Culkin (@IncredibleCulk) December 26, 2018
(フロントロウ編集部)