レイプが生配信されて発覚、クラブで女性に薬物を飲ませて犯行に及ぶ

ライブ配信によって事件が明るみに

　現地時間1月19日、米ジョージア州アトランタにある人気のナイトクラブ「オペラ・アトランタ（Opera Atlanta）」で、シンガーのオーガスト・アルシーナのショーを見に来ていた女性客が、声をかけてきた見ず知らずの男に酒を飲まされ、その後フロア内でレイプされるという事件が発生。当時、ショーの様子をSNSに投稿するために動画を撮影していた被害者のスマホから、レイプの一部始終がライブ配信された。

　事件について、当時クラブで働いていたスタッフは異変にまったく気づかず、フェイスブックにアップされたライブ配信映像を見た人からの通報で、警察が出動。映像には男に性行為を無理強いされた女性が、涙ぐんだ声で何度も「助けて」「やめて」と訴える姿などが映っており、最中やその前後の彼女の様子から、酒に薬物が混入していた可能性が高いという。

　米Peopleによると、警察はすでにレイプ加害者と見られる男の身元を特定しており、現在この男から事情を聞いている最中とのことだ。

　今回のレイプ騒動を受けて、クラブでパフォーマンスを行なう機会が多いアーティストたちにも、動揺や波紋が広がっている。

　ライブ配信された動画を偶然目にしたシンガーのビービー・レクサは、「被害者の女性は泣きながら助けを求め、何度も『ノー』と叫んでいた。動画をシェアするつもりはないけど、添付した写真に写っているのが彼女をレイプした男よ。#被害者女性の正義のために」と、ツイッターを通じてコメント。

　また、2月1日にオペラ・アトランタでパフォーマンスをする予定だった人気DJのゼッドは、出演を見合わせることを発表した。

（フロントロウ編集部）