ザック・エフロンが実在した連続殺人鬼テッド・バンディを演じた話題の映画『Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(エクストリームリー・ウィキッド、ショッキングリー・イーヴィル・アンド・ヴァイル)』の予告編が公開された。(フロントロウ編集部)

 1975年アメリカ・ユタ州で1人の男が誘拐事件と強姦未遂の容疑で逮捕された。その男の名前はセオドア・ロバート・バンディ。

 “テッド・バンディ”の名で今もなお語り継がれている稀代の連続殺人鬼として知られる彼は、10年以上にもわたって、30人以上の人々を殺害した罪を認め、死刑に処された。

 1974年から1978年の間に7つの州で数々の犯罪を繰り返していたバンディ。彼の手にかかった女性たちは、こぞって彼の容姿をハンサムだと表現し、カリスマ性を感じていたという。

画像: 1970年代に米FBIが公開したテッド・バンディの指名手配ポスターの実際の写真。

1970年代に米FBIが公開したテッド・バンディの指名手配ポスターの実際の写真。

 自身の魅力を利用して被害者たちに近づいたバンディは、力づくで女性たちを強姦し、殺害。さらには、その遺体を屍姦していたことでも知られている。

 バンディは、遺体が完全に朽ちたり野生動物に食べられて屍姦ができなくなるまで、腐敗の進む死体を身づくろいし、何時間もかけて性交を行っていたほか、殺害した女性のうち少なくも12人の首を斬り落とし、“記念品”として自宅アパートで保管していた。

 そんな悪魔のような男バンディの物語を、逮捕当時彼と交際していたガールフレンドの視点から描いたスリラー作品が『エクストリームリー・ウィキッド、ショッキングリー・イーヴィル・アンド・ヴァイル』。

 同作でサイコパス殺人鬼のバンディを演じたのは、ディズニー・チャンネルのオリジナル・ムービー『ハイスクール・ミュージカル』でブレイクしたザック・エフロンだ。

 実録犯罪ドキュメンタリーのパイオニアとして知られる、エミー賞受賞監督のジョー・バーリンジャ―が手がける同作で、ザックは、残忍で狡猾だが、どこか不思議な魅力を放つ鬼畜な殺人鬼役に見事になりきっている。

画像: 作品内でバンディになりきるザックとバンディ本人の比較。©Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile/Facebook

作品内でバンディになりきるザックとバンディ本人の比較。©Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile/Facebook

 ザック演じるバンディに誘惑され、関係を築くも、やがて彼を疑うようになるシングル・マザーを演じるのは、グリム童話『白雪姫』の実写版『白雪姫と鏡の女王』や恋愛映画『あと1センチの恋』などで知られる女優のリリー・コリンズ

 さらに映画『マルコヴィッチの穴』のジョン・マルコヴィッチや、映画『シックス・センス』で子役としてブレイクしたハーレイ・ジョエル・オスメントら豪華キャストが脇を固めている。

 これまでポップな役柄が多かったザックが、平然と女性たちを罠にはめ、平気な顔でウソをつくアメリカ犯罪史上最悪の異常犯罪者の1人に扮した衝撃作の予告編がコチラ。

 

 同作は現地時間の1月24日から2月3日までユタ州のパークシティで開催されるサンダンス映画祭で特別上映される。一般公開日は未定。(フロントロウ編集部)

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