映画『The Death and Life of John F. Donovan』でストーリーの中心となるのは、突然自ら命を絶った大人気のスター、ジョン・F・ドノヴァン。彼が帰らぬ人となってから数年後、ジョンが生きていたころに文通をしていたという男性ルパートが現れる。かつてジョンの大ファンだったルパート。ジョンが何らかの理由で、自らの秘密や悩みを打ち明けていたルパートは、彼の死後、彼の最大の秘密、そしてジョンとの隠された関係を、あるジャーナリストに明かしてしまう。
じつはこの作品、去年5月に開催されたカンヌ国際映画祭にて初上演される予定だったが、監督のグザヴィエ・ドランが出来に満足できなかったことから、急遽再編集することが決まっていた。監督の思い切りはそれだけではなく、主要人物を演じていた人気女優、ジェシカ・チャステインのシーンを全カットという衝撃の決断。
お披露目を延期し一層期待が集まっていたなか、同年9月に行われたトロント国際映画祭にて、無事初上演を行った。
『ゲーム・オブ・スローンズ』で人気のジョン・スノウ役を演じるキット・ハリントン をはじめ、ナタリーポートマンやキャシー・ベイツなど、豪華俳優陣が出演する『The Death and Life of John F. Donovan』は、3月7日に全米公開。日本公開は未定。(フロントロウ編集部)