目元にフィラーを注入する美容整形に失敗して、モデルとしてのキャリアを失って「鏡を見るのもつらい」と語る女性を、アメリカの美容整形リアリティ番組『BOTCHED 整形手術の光と闇』のカリスマ医師たちが経結膜脱脂法を用いて見事に救った。(フロントロウ編集部)

目元に脂肪を注射する美容整形に失敗

 19歳の時からブランドのプロモモデルとして活躍してきたヌライは、仕事の多いラスベガスに引っ越した後に、競争の激しい業界で成功をつづけるために目元のフィラー注射を受けることに。

 15日後のショーにも問題なく出演できると聞いて、腹部の脂肪を目元に注入する脂肪移植手術を受けたのだが、手術から目が覚めるとすぐに異変が…。

画像1: 目元に脂肪を注射する美容整形に失敗
画像2: 目元に脂肪を注射する美容整形に失敗

 目元はひどく腫れているうえ、明らかな左右差が。術後の腫れかもしれないという淡い期待はすぐに打ち砕かれ、目の下にはこぶのようなものが残ったままになってしまった。

 当然のごとく手術はモデルとしてのキャリアに大きく影響し、術後、仕事は激減。現場で顔を見た途端に「帰っていい」と言われることもあり、キャリアアップするために受けた手術が、彼女のキャリアを絶つことになってしまった。

20人の美容整形外科医に手術断られる

 実は手術当日、ヌライはフィラーに拒絶反応を起こしていた。それでも医師は手術を進め、片方に3cc、もう片方に2ccを注入。さら担当したのが未熟な医師だったため、フィラーは皮膚に近い浅すぎる位置に注入された。英語では整形の失敗はボッチド(Botched)と呼ばれるが、今回のケースは、完全なるボッチド。

画像1: 20人の美容整形外科医に手術断られる

 腫れを抑えるために2年間も座ったまま寝るなどして必死に元の顔を取り戻そうとしたヌライは、20人もの美容整形外科医に修正手術を相談。しかし難しい手術のため、「責任を取れないから」と、全員に手術を断られたという。

画像2: 20人の美容整形外科医に手術断られる
画像3: 20人の美容整形外科医に手術断られる

 そんなヌライが最後の望みとして泣きついたのが、ハリウッドセレブの施術も担当するロサンゼルスのカリスマ美容整形外科医のドクター・ナッシフとドクター・デュブロウ。彼らが整形に失敗した人々を救う『BOTCHED 整形手術の光と闇』で、ヌライのケースが扱われた。

画像4: 20人の美容整形外科医に手術断られる

カリスマ医師にとっても難しい修正施術

 しかしカリスマ医師にとっても、ヌライのケースは非常に難しいものだった。

 診察の結果、目元の脂肪と筋肉が癒着していることが発覚。ドクター・ナッシフは、「筋肉が傷つくとまぶたを閉じられません」と語り、下まぶたが裏返る、目の端が変色する、まばたきに支障が出るなど、リスクの可能性が高い手術であることをヌライに伝えた。そして、「恐らく完全には元には戻らないでしょう」とも宣告した。

画像1: カリスマ医師にとっても難しい修正施術

それでも「このまま何もせずにはいられない」と、手術をしたいと申し出たヌライ。

 そんな彼女にドクター・ナッシフが提案したのが、経結膜脱脂法という施術。まぶたの裏を切開して脂肪と筋肉を平らにするのだが、『BOTCHED 整形手術の光と闇』では、20人の医師が無理だと断ったリスクの高い手術を見事にこなす、名医のカリスマ的なスキルが見られる

画像2: カリスマ医師にとっても難しい修正施術
画像3: カリスマ医師にとっても難しい修正施術

 そして、施術を終えたヌライの姿がコチラ。

画像4: カリスマ医師にとっても難しい修正施術

 左右差のあった目下のしこりは平らになり、ヌライ自身は、「笑顔を取り戻せたから友達に会うのが楽しみ」「ナッシフ先生のおかげで鏡が怖くなくなったわ」と、見違えたような笑顔を見せた。

 今回のケースが扱われたのは、日本で2月1日から配信が始まった『BOTCHED 整形手術の光と闇 シーズン5』。今シーズンではウエストを細くするために肋骨を6本抜いた女性や、プラスサイズになるために1リットル近くの豊胸をした女性など、整形大国アメリカのカリスマ医師のもとだからこそ集まってくるびっくりケースの数々が紹介される。

『BOTCHED 整形手術の光と闇 シーズン5』
2月1日よりdTVのE!Zoneにて日本初配信
『BOTCHED 整形手術の光と闇』シーズン1~4も配信中
『BOTCHED 整形手術の光と闇』の視聴はコチラ

(フロントロウ編集部)

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