デニムブランドとして2009年にスタートしたR13(アール・サーティーン)は、アメリカの反骨精神からインスピレーションを受けているブランドで、コレクションで発表するアイテムもロックやパンクといった少し尖ったものが多い。
そのためベラ・ハディッドやケンダル・ジェンナー、そしてカイア・ガーバーといった若手トレンドセッターから支持されており、好んで着用する姿がよく目撃されている。
そんなR13がニューヨークで2019-20秋冬コレクションを開催。今回はデザイナーのクリス・リーバがオースティンの古着屋などから影響されたコレクションで、ヴィンテージ感たっぷりなアイテムが続々と登場した。
そのなかでもとくに注目を集めたのが、モデルたちが履いていたスニーカー。スニーカーのソール部分はそれぞれデコレーションされており、文字や絵などが描かれていた。多くのアイテムが発表されたが、ある1足がとくに話題を集めた。そのスニーカーをよく見てみるとソール部分に赤い文字で「ファック・トランプ(F*ck Trump)」の文字が。
じつはR13は、過去にも「ファック・トランプ」と描かれたアイテムを発表して大きな話題を呼んだブランド。
過去にR13のデザイナーであるクリスはこのアイテムについて「とても驚くことだけれど、まだネガティブなフィードバックはもらっていないんだ」とRefinery29に語っており、実際「ファック・トランプ」と描かれたワンピースを発表したコレクションの告知では、同ワンピースを着用したモデルが中指を立てるというかなり挑発的なイメージ写真に「すべてのトランプ支持者へ…#悪いけれど悪く思っていないわ」とコメントをつけてインスタグラムに投稿し、話題をさらった。
そんな反トランプブランドがまたもやスニーカーのソールにメッセージを込めたアイテムを発表。この反骨心たっぷりなスニーカーは、まさにブランドを表現する1足となりそう。(フロントロウ編集部)