ファッションウィーク真っただ中のパリでサンローラン(Saint Laurent)が発表した2019-20秋冬プレタポルテのコレクションは、今回もパリの観光名所であるエッフェル塔をバックにショーを開催。何度もエッフェル塔前の広場でファッションショーを行なっているが、今回のコレクションでは、多くの人の度肝を抜いたセクションがある。
それは、真っ暗になった会場に登場したネオンセクション。この日はいつものような黒と白を基調としたアイテムが発表された後、いきなり会場は暗転。その後何が待ち構えているのかと思いきや、ブラックライトの雨が降るなか登場したのはネオンのアイテムを身にまとったモデルたち。
サンローランは白や黒を基調としたモノトーンのアイテムが多いけれど、デザイナーのアンソニー・ヴァカレロは新しいことにチャレンジするかのように「ネオン」という、ここ数年のサンローランのコレクションでは見かけなかった色を今回のコレクションで採用。
ネオンオレンジやネオングリーンのドレスをはじめ、バッグやハイヒール、そしてサングラスまでネオンにして、今までとは違うサンローランのコレクションを演出。
サンローランのクールなイメージとクラブのようなパリピ感全開なネオンが融合したコレクションは、ブランドに新たな風を吹かせた。(フロントロウ編集部)