カリフォルニア州のビーチリゾート地シール・ビーチで、ある男が女性宅に忍び込み、就寝中だった女性のつま先をしゃぶるという行為をはたらいて逮捕された。
事件が起きたのは2017年の10月。被害者の29歳女性の家に忍び込み犯人のリチャード・パーカストは、ソファーで眠ってしまった女性におもむろに近づき、彼女の足の指先を舐めたりしゃぶったりするなどの行動に。異変に気づいた女性が目を覚ますと、パーカストはそそくさとその場から逃げていったという。
後日、DNA検査が決定打となり逮捕されたパーカストには、同地区の別の女性宅の郵便受けから室内を覗き込もうとした疑いや、ビーチで愛犬を散歩していた女性に「僕も愛犬を散歩中なんです」と自身の局部を見せつけるなどの余罪があったことも発覚した。
これらの一連の女性に対する嫌がらせととれる行為におよんだ理由について、パーカストは自身が「女性を誘惑するために天から遣わされた、(ギリシャ神話に登場する)ゼウス神のようなもの」だと弁護人に説明。
さらに、「女性を誘惑することは自身に与えられた使命であり、女性たちは喜んで自分との子供を産むだろう」、「自身の子孫は地球を救う特殊な人種となるだろう」などと話していることも明らかになった。
米NBCロサンゼルスによると、パーカストは以前交際していたガールフレンドと死別しており、それをきっかけにそれまで服用していた統合失調症の薬を飲むのをやめてしまったという。
4月6日に行なわれる裁判では、明らかに妄想・幻覚症状をみせているパーカストの精神状態についても争点となるものと見られる。(フロントロウ編集部)