マーベルやDCを超える新ヒーローの誕生
アメコミが原作だけれどマーベルやDCとはひと味違う新しいヒーロードラマ『アンブレラ・アカデミー』が、2月にシーズン1が配信されてから、飛ぶ鳥を落とす勢いで快進撃を見せている。
ドラマ『アンブレラ・アカデミー』は、配信されてからわずか1週間足らずで、ロッテン・トマト95%と高評価の『ストレンジャー・シングス』やエミー受賞の話題作『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』といった高く評価されるドラマを抜いて「全米で最も需要のあるドラマ」に選ばれたと米統計会社Parrot Analyticsが発表した。
ヒーロードラマとしては、大人気にもかかわらず打ち切りになったことでますます注目を浴びているマーベルの『デアデビル』や、2018年に最も人気なヒーロードラマに選ばれたDCコミックスの『THE FLASH/フラッシュ』よりも人気が高いことが、統計で明らかに。
ドラマ界に新たな風を吹き込んでいる『アンブレラ・アカデミー』とは一体どんな作品なのか?
ドラマ『アンブレラ・アカデミー』あらすじ
『アンブレラ・アカデミー』は、人気ロックバンドのマイ・ケミカル・ロマンスでフロントマンとして活躍したジェラルド・ウェイとブラジルのマンガ家ガブリエル・バーが作った人気コミックを映像化したアメコミドラマ。
物語の舞台は1989年。ある日突然、妊娠経験がない43人の女性が特別な能力を持った子供を出産するという奇妙な現象が発生。億万長者のレジナルド・ハーグリーブズ卿はそのうちの7人を養子にし、「アンブレラ・アカデミー」というスーパーヒーロー集団に仕立て上げ、若きスーパーヒーローとして悪党と戦っていた。
しかし、1号~7号と呼ばれていた子供たちも大人になってそれぞれの道を歩みヒーローを卒業。再び集まったのは不覚にもハーグリーブズ卿の訃報だった。
そこになんと、タイムトラベルで未来に行っていたという行方不明になっていた5号が突然現れ、8日後に世界の終わりが訪れることを告げる―。
『アンブレラ・アカデミー』キャスト
同作のメインキャストには、新作映画『移動都市/モータル・エンジン』のロバート・シーハン、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』にゲスト出演したトム・ホッパー、映画『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』デビッド・カスタニーダ、トニー賞受賞ミュージカル『ハミルトン』出演のアリソン・レイヴァー・ランプマンといった新鋭俳優が抜擢。
そして彼らとともにドラマを牽引していくのが、『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジや大御所シンガー兼女優のメアリー・J. ブライジ、『13の理由』のケイト・ウォルシュといった実力派たち。
新旧合わせたバラエティ豊かなキャスティングも魅力のドラマ『アンブレラ・アカデミー』。ありがちなアクションだけじゃないアメコミドラマの概念を打ち破る、ミステリー要素を含んだ、ありそうでなかった個性派ヒーロードラマはとにかく一度見れば面白さがわかる!
全米で最も需要があるドラマ『アンブレラ・アカデミー』は、Netflixでシーズン1まで配信中。(フロントロウ編集部)