『キューティー・ブロンド』
ファッションも恋も友情も、自分の好きなことには全力を尽くす女の子エル。自分をフった彼氏を追って、得意じゃなかった勉強も頑張って、世界トップのハーバード大学法学部に入学。しかし自分の個性を貫くエルは、おかた~いエリート校に馴染めず…。そんななかでもエルは、持ち前の明るさと、ひらめき、さらには自分を信じる心で、周囲をも変えていく…!
ファッションを楽しむブロンドガールが世界の名門大学でやっていけるわけがない。そんな固定概念にストレートパンチを食らわせるこの映画は、永遠のガールパワー・バイブル。
『オーシャンズ8』
超クールな女たちが、スタイリッシュに宝石を盗み出す! 刑務所から出てきたプロの盗み屋デビーは、ある壮大な計画のために仲間を集める。それぞれが様々な才能を持つ彼女たちの標的になったのは、有名セレブたちが最高に着飾って出席するファッションの祭典メットガラ。そこにある高級な宝石を一挙に奪うこの計画を立てる…。
大人気『オーシャンズ』シリーズの第4作目となるこの作品は、メインキャスト全員を女性に一新して、男性メインの作品が圧倒的に多いハリウッドに一石を投じた。ストーリーも、女性が男性のためでなく、自分たちのために生き生きと悪だくみを楽しむ様子が映し出されている。
『ビリーブ 未来への大逆転』
舞台は1970年代。女性はクレジットカードを作れない、仕事を選べないという時代に、女性弁護士が起こした、100%負けると言われた性差別に対抗する裁判。彼女は未来のために、これからを生きる子供たちのために、闘いを挑む。
生きる伝説とも言われ、85歳になった今もアメリカの最高裁判事を務める法律家、ルース・ベイダー・ギンズバーグの実話をもとにした力強いこの映画は、2019年3月22日に全国ロードショー。法律家として女性の権利を変えた彼女の実話はぜひ見ておきたい。
『ベッカムに恋して』
インド系イギリス人のジェスは、デビット・ベッカムに恋する普通の女の子。ある日ジェスが公園でサッカーしていると、ジュールズという女の子からサッカーチームに誘われ、家族に内緒で参加することに。しかし、インドの慣習を大切にする家族にそれがバレてしまい、サッカー禁止を言い渡されてしまう。そんなとき、ジェスとジュールズの活躍によって勝ち進んでいたサッカートーナメントの決勝戦が目前に迫っていた…。
この映画の原題『Bend It Like Beckham』は、直訳すると「ベッカムのように曲げろ」。サッカーを“男性のスポーツ”と考える保守的な家庭の女の子が、そんな文化や性別の壁を乗り越えて、デビッド・ベッカムがサッカーコートの隅から蹴ったボールを大きく曲げて直接ゴールを決めてしまうように、人生をぐいっと変えていく。
『ワタシが私を見つけるまで』
自分から彼氏と別れたものの、そんな彼に未練がある主人公アリス。そんなアリスの姉で、結婚も出産もしたくないと語る産婦人科医のメグ。アリスの同僚で、夜な夜なクラブに行っては、いろんな男性と一晩の関係を楽しんでいるロビン。アリスの住む家の下にあるバーで、マッチングアプリを使って運命の相手を探すルーシー。考えも生き方も様々な4人が、恋愛や友情を通して自分らしい生き方を見つけていく。
彼氏がいなければ、結婚しなければ、「寂しい女性」?ナイトライフを楽しみたい、アプリでいろんな人に会いたいなら「遊んでる女性」?自分の生き方があるのに、社会の価値観の中では認めてもらえない。そんな女性たちが自分らしく生きることを応援する、最高に明るい一作。
『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』
架空の国ジェノヴィアのプリンセスになったミア。女王になる準備をしているミアに、国のある法律の存在が教えられる。それは、女王になるには結婚しなければいけない、というもの。結婚するために、いろいろな男性とお見合いをしたミアだけれど、その法律に納得できなくて…。
自立した女性であり、結婚願望のないミア。結婚しなくてはいけないから結婚するのは違うのでは?そんな現代的な悩みを明るく、たまにロマンチックに解決してくれるこの映画。アン・ハサウェイ演じるミアが高校生のころの話は、前作『プリティ・プリンセス』でチェック。
『ローラーガールズ・ダイアリー』
冴えない女子高生ブリスは、母親に言われるがままに毎日を過ごしていた。そんななか、偶然出会ったスポーツ、ローラーダービーに魅了される。初めて母親にウソをついてまでローラーダービーのチームに入団。しかし大学受験前のブリスが、ローラーダービーに熱中していることに気づいた母親は猛反対する…。
自分が冴えないのは分かってる。でも自分を変えたくても上手くいかない。だから余計に凹んでしまう。そんな葛藤の中で、新しい仲間や世界に出会い、不器用ながらも情熱を燃やし続けることの大切を学んでいくブリスの姿は、共感してしまうと同時になにかを教えてくれる。
(フロントロウ編集部)