『バンブルビー』主演ヘイリーが来日
映画『トランスフォーマー』シリーズの最新作『バンブルビー』で主演を務めるヘイリー・スタインフェルドとトラヴィス・ナイト監督、そして『トランスフォーマー』全シリーズのプロデュースを手がけるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが来日。
3月22日の日本公開に先駆けて行なわれたジャパンプレミアに出席するために来日したヘイリーに、フロントロウ編集部がインタビュー。シリーズ最大のヒット作との呼び声も高い『バンブルビー』の撮影秘話について直撃した。
映画『バンブルビー』は、現在5部作まである『トランスフォーマー』シリーズの最新作で、シリーズ史上初めて「女性が主役」になった映画。
『バンブルビー』あらすじ
映画『トランスフォーマー』(2007)以前のストーリーが語られる『バンブルビー』。物語の舞台は1987年、カリフォルニアの田舎町。 父親を亡くしたことから立ち直れずにいる思春期の少女チャーリーが主人公。父親の影響で車いじりが大好きなチャーリーは、ひょんなことから1967年代式の黄色いフォルクス・ワーゲンのビートルと出会い、バンブルビーと名づけるのだが、じつはバンブルビーは、車ではなく地球外生命体だった。バンブルビーをかくまうことに決めたチャーリーだが、予想もしない闘いに巻き込まれていく―。
シリーズ初「女性が主役」の映画に抜擢
歴代シリーズ作の主人公にはシャイア・ラブーフやマーク・ウォールバーグ、ヒロインにはミーガン・フォックス、ロージー・ハンティントン・ホワイトリー、ニコラ・ペルツ、ローラ・ハドックといった豪華セレブが出演してきたなか、今作では、主人公である思春期の少女チャーリー役にヘイリーが大抜擢された。
「シリーズ超大作に出演できたこと、そしてこのシリーズ作で史上初めての女性の主人公に抜擢されたことをとても光栄に思っているの。世界中のファンが楽しみにしている作品に携われてうれしい限り。でも、(女性が主役の作品が増えているなかで)その先駆けとして若い女性の主人公を演じることができたことはすごくクールなことだよね」
近年のハリウッド映画界では、「女性が主人公」の映画に大きな注目が集まっており、マーベル映画『キャプテン・マーベル』をはじめとした、性別のステレオタイプを覆す作品が次々と世に送り出されている。
『トランスフォーマー』シリーズはその流れを率先して取り入れ、わずか14歳でアカデミー賞にノミネートされたヘイリーの熱演によって女性がリードするバディムービーを確立させた。
そんなシリーズの最新作『バンブルビー』は、アクション系やアメコミ系の映画を低く評価する傾向にある評論家からの評価も高く、ロッテントマトで一時100点満点を記録。
『トランスフォーマー』シリーズは、ロッテントマトなどの映画評論サイトでとくに映画評論家から厳しい評価を得ていたけれど、『バンブルビー』は93%フレッシュ(※3月15日現在)のハイスコアをマークしている。
日本のおもちゃが発端の『トランスフォーマー』シリーズに大きく貢献し、新たな道を切り開いた『バンブルビー』。人間味あふれるのにアクション満載な女性によるバディムービーを成功に導いたヘイリーの演技を、ぜひ映画館に足を運んで見てほしい。(フロントロウ編集部)