太陽光線によるUVAとUVBのダメージから肌を守るSPF(Sun Protection Factor)値が記載されている製品は、顔やボディ用の日焼け止めだけではなく化粧下地、フェイスパウダーなどのメイクアイテムにもあって、紫外線によるダメージから顔や肌を守るために取り入れている人は多い。
けれど、UVカット効果のあるリップクリームを使っている人は少ないのでは? 意外と抜けがちな唇の日焼け対策について、海外の皮膚科医がその重要性や対策を話した。
唇にも紫外線ケアが大切!
紫外線によるダメージは、シミや小ジワ、たるみなどの美容観点だけではなく皮膚がんなどの深刻な病気を引き起こす可能性もあるため、日焼け対策は必須。唇も肌と同様に、紫外線から守る必要があるという。
ニューヨークの皮膚科医カヴィータ・マリワラは、リップの皮膚はほかの肌と違ってとても薄く繊細なので、「日光を浴びることでウロコのようにガサガサになったりひび割れをして、簡単には治らない乾燥を引き起こすことがある」と米メディアPopsugarにコメント。
この、ガサガサと乾燥した唇は、長時間紫外線を浴び続けたことで発症する「日光口唇炎」である可能性があり、カヴィータは、「放っておくとがん化する恐れもある」と警告。唇もちゃんとUV対策をすることが必要。
帽子や日傘で紫外線を防いだとしても肌同様に紫外線は防ぎきれないので、カヴィータは日焼け止め製品を併せて使うことをオススメ。
UVケア効果のあるリップクリームは、飲み物を飲んだり食事をしたりして落ちやすいため、カヴィータは「2時間ごとに塗り直して」と話している。
今は色つきのUVカットリップもたくさん登場しているから、お気に入りを探してみて。(フロントロウ編集部)