湿度の高い日本ではとくに、ベースメイクはパウダリータイプの固形ファンデーションやルースパウダーを使って肌をサラサラに仕上げるのが人気。けれど、ベースメイクの仕上げで思いのほか厚みが出たり、せっかくうるおいを与えた肌が乾燥してしまったという経験がある人は少なくないのでは?
マーゴット・ロビーやグウィネス・パルトロウ、シャーリーズ・セロンらハリウッド女優のメイクを担当しているメイクアップ・アーティストのパティ・ダブロフが、ベースメイクの仕上げて起こる「厚塗り」や「乾燥」を防ぐメイクテクと応急処置法を紹介。
ファンデーションの「厚塗り」と「乾燥」の原因は?
ベースメイクの仕上げにパウダーファンデーションやルースパウダーを肌にのせた時に厚塗りになってしまったり、乾燥を招く原因について、パティは、「下地やリキッドファンデーションを塗ったその直後にパウダータイプを使うからよ」と米メディアrefinery29にコメント。
肌の上で化粧下地やリキッドタイプのファンデーションがまだ落ち着いていない状態でパウダーをのせると、「パウダーの最初のひと塗りではまだ肌がテカって見えるので、重ねすぎてしまう」という。
そのため、化粧下地やリキッドファンデーションなどゆるゆるとしたテクスチャーのものを塗った後は、「すこし時間を置いてみたらいいわ。そうすると、パウダーをのせる必要がある場所と、そうではない場所がわかるの」とアドバイスした。
もしも脂性肌で、時間を少し置いても肌の上がヌルッとしていてメイクが崩れそうなときは、パティは「油取り紙を使うのもオススメよ」と話している。
忙しい朝はベースメイクはひと息に仕上げてしまいたくなるけれど、いったんヘアセットや着替えなど別のことを挟んで、時間を置くようにしてみて。
乾燥してしまったときの対策
パウダリータイプのファンデーションやルースパウダーを重ねた直後はちょうど良かったのに、急に肌がツッパって乾燥してきたときはガッカリ…。パティは、そんなときでも諦めずに、「指先を使って部分的に保湿剤をのせてみて」と、ベースメイクの上から保湿を加える方法を紹介。
指先を使って必要な場所にだけ保湿剤をのせていくのがポイントで、そうすることでメイクが崩れず、しかも、「保湿がラメのないハイライトのように見えて、ジューシーでふっくらした肌のように見える効果もあるのよ」と話している。
ゆとりをもって時間を置いたり、肌が乾燥してきても部分的に保湿剤をのせることで解決できるというから、ベースメイクの仕上げでよく「厚塗り」や「乾燥」が起きてしまう人は参考にしてみて。(フロントロウ編集部)