元ザ・ビートルズのメンバーであるリンゴ・スターが、東京ドームシティで行なったライブの様子をお届け。(フロントロウ編集部)

78歳とは思えない圧巻のステージ

 19時ジャストにスタートした元ザ・ビートルズのメンバーであるリンゴ・スターの3年ぶりとなる来日公演。リンゴはすでに福岡、広島、仙台、福島を周り、日本の各地で待っているファンの元を訪問。そして東京公演を待ちわびていたファンは、走って登場するリンゴと、今回一緒に日本各地を周っているスティーブ・ルカサー、グレッグ・ローリー、ヘイミッシュ・スチュワート、コリン・ヘイ、ウォーレン・ハム、グレッグ・ビソネットがステージ上に登場すると、大きな拍手で彼らを迎えた。

画像1: Photo:Masanori Doi

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 東京公演は、ビートルズの「マッチ・ボックス」で幕開け。それからリンゴのソロ曲「アイ・ドント・カム・イージー」、ビートルズの「ワット・ゴーズ・オン」を熱唱したあとに、それぞれのメンバーが、サンタナやアベレージ・ホワイト・バンド、TOTOなどの楽曲を披露。リンゴはメンバーが歌っている時には、センターに立って一緒に歌うのではなく、ドラマーとしてドラムの前に座り演奏し、メンバーたちの楽曲を盛り上げた。

画像2: Photo:Masanori Doi

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 そしてライブ中盤になると、突如リンゴが「新しい名前があるんだ」と、ファンに驚きの告白。一体どんな名前かと思いきや、リンゴが新しい名前として選んだのは、「リンゴ・サイコー」という、「最高」という日本語と自分の名前を掛け合わせた名前。その改名宣言を受けたファンは、大喜びで口々にリンゴの新しい名前を叫び、彼を笑顔にさせた。

画像3: Photo:Masanori Doi

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 今回のライブでは、24曲の楽曲が披露されたけれど、なかでもかなり一体感が出たのは、ビートルズの楽曲である「イエロー・サブマリン」。この楽曲では、多くのファンがイエローのペンライトや、オリジナルで制作した‘イエロー・サブマリン’を持参して、ノリノリで合唱。

画像4: Photo:Masanori Doi

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 それからもヒットソングは続き、リンゴが最後の楽曲として選んだのはビートルズの「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」。この楽曲は友情を歌った楽曲で、日本のファンとリンゴの‘友情’を確かめるかのように、サビ部分では両者の掛け合いが見られ、温かい気持ちで今回のコンサートは幕を閉じた。

画像5: Photo:Masanori Doi

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 リンゴはこの後も名古屋と大阪で公演を行ない、それぞれの地のファンへ挨拶をしに行く。

 4月6日の東京ドームシティ公演のセットリストは以下の通り。

1.Matchbox
2.It Don’t Come Easy
3.What Goes On
4.Evil Ways
5.Rosanna
6.Pick Up The Pieces
7.Down Under
8.Boys
9.Don’t Pass Me By
10.Yellow Submarine
11.Cut The Cake
12.Black Magic Woman
13.You’re Sixteen
14.Anthem
15.Overkill
16.Africa
17.Work To Do
18.Oye Come Va
19.l wanna Be Your Man
20.Who Can lt Be Now?
21.Hold The Line
22.Photograph
23.Act Naturally
24.With A Little Help From My Friends

(フロントロウ編集部)

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