2004年にアメリカのトランシルヴァニア大学で実際に起こった事件を映画にした『アメリカン・アニマルズ』が、5月17日から全国で公開される。
ストーリーの主人公は、大学生のスペンサーとウォーレン。自分が「普通」なことに悩む2人は、大学の図書館にある画集が12億円もの価値があると知る。それを盗めば自分たちの人生は最高になると考えた2人は、大学の友人エリックとチャズに声をかけ、『スナッチ』や『オーシャンズ11』などのクライム映画を参考に強盗計画を立てる。そして作戦決行の日、彼らの計画は成功するのか…?
今作で注目なのが、スペンサーを演じたバリー・コーガン。彼は2019年の英国アカデミー賞(BAFTA)で最優秀新人賞にノミネートされた期待の若手俳優。同賞は、過去にはトム・ホランドやクリステン・スチュワートなど今をときめく俳優たちが受賞していて、人気俳優の登竜門になっている。
自身が演じた小心者のスペンサーと違い、バリーはその無鉄砲さで撮影現場を震え上がらせたエピソードも。
ある日の撮影でバリーは2日酔いで現場に登場し、しかもそれだけでなく、撮影中に寝落ちした挙句、前日に撮影していたシーンのセリフを言い放つという大物っぷりを発揮。
ウォーレンを演じたエヴァン・ピーターズは、バリーのことを「野獣」と言うほど。
じつは、映画のもととなった事件を起こした本人たちも出演するという映画『アメリカン・アニマルズ』は、5月17日から全国ロードショー。(フロントロウ編集部)