Photo:©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.、ゲッティイメージズ、ニュースコム
【プレゼントあり】映画『シャザム!』で悪役ドクター・シヴァナを演じた俳優のマーク・ストロングに、フロントロウ編集部がインタビュー。親日家である彼が、日本の価値観から自身の子供の話まで、幅広く語ってくれた。(フロントロウ編集部)

新作映画『シャザム!』で最大の敵ドクター・シヴァナを熱演

マーク・ストロングが出演する新作映画『シャザム!』は、身寄りのない孤独な少年ビリーが主人公。ある日、見た目はオトナのスーパーヒーローになれる能力を得たビリーだけれど、中身はコドモのまま、そのパワーを使って悪ノリ全開。しかし、怪しい科学者ドクター・シヴァナに狙われちゃって、もう戦うしかない…!

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 マークが演じるドクター・シヴァナは、単なる悪役ではない。ビリーの敵として現れるドクター・シヴァナだが、彼もまた幼少期にビリーにパワーを授けた魔法使いに出会っている。しかし、魔法使いに拒否されたドクター・シヴァナは、それ以降その天才的な頭脳を使い人生をかけてパワーを得る方法を模索している。

 そんな、少し苦しい背景を持つ敵ドクター・シヴァナを演じるマークは、『キック・アス』のフランク・ダミーコや『シャーロック・ホームズ』のブラックウッド卿など、「名悪役」として有名。

 名悪役マーク・ストロングが思う、悪役の哲学とは!?

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マーク・ストロングの悪役の哲学【インタビュー】

2011年の『グリーン・ランタン』以来8年ぶりとなるDC映画への出演はどうでしたか?

マーク:まさかこんなことが起きるとは思っていなかったよ。たまたまプロデューサーのピーター・サフランと仕事をした後に彼から電話がかかってきて、「悪役が君にぴったりだと思うんだけど」と言われたのが、ドクター・シヴァナだったんだ。DCコミックスの役をまた演じる機会があると思っていなかったから、すごく嬉しかったよ。

『グリーン・ランタン』の時と比べて特殊メイクは少ないようですが、そちらのほうが快適でしたか?

マーク:すごく楽だったよ(笑)。『グリーン・ランタン』の時は毎朝4時間半メイクしなければいけなくて…。もちろん出来上がりは本当に素晴らしくて誇らしいものだったし、コミックのキャラクターをそのまま再現出来ることはワクワクするから、それはそれでよかったけど、今回の方が絶対楽だったよ。ドクター・シヴァナに大切なのは、サングラスとレザーコートだけだったからね(笑)。

画像: 左が『グリーン・ランタン』で演じたシネストロ。右が『シャザム!』で演じたDr.シヴァナ。ⒸWARNER BROS. PICTURES / Album/Newscom、©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

左が『グリーン・ランタン』で演じたシネストロ。右が『シャザム!』で演じたDr.シヴァナ。ⒸWARNER BROS. PICTURES / Album/Newscom、©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

原作コミックスのドクター・シヴァナをリサーチしたり、演技の参考にしたりしましたか?

マーク:こういった作品が大好きなファンは本当に凄い知識を持っているわけだから、僕はしっかりそれが誰であるかということのリサーチをしなければ役を引き受けない。どんな世界観の中で、どんな人物なのかしっかりリサーチするんだけど、今はインターネットという素晴らしいモノがあるからリサーチは楽になったね(笑)。

アッシャー・エンジェルやジャック・ディラン・グレイザーなど、若手俳優たちとの共演はどうでしたか?

マーク:本当に楽しくて、映画を作っている時は楽しむべきなんだということを思い出させられたよ。子役たちは実写映画としてキャラクターに息を吹き込むことにワクワクしていて、それを見て、こういったことが出来ることの喜びとか楽しさを改めて思い出したよ。だからこそドクター・シヴァナの初めての実写版を作り上げることができた自分を誇らしく思う。

画像: ディズニー・チャンネル出身のアッシャー・エンジェル(左から2番目)が少年ビリー役で、映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のジャック・ディラン・グレイザー(右)がビリーの親友フレディ役で登場する。

ディズニー・チャンネル出身のアッシャー・エンジェル(左から2番目)が少年ビリー役で、映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のジャック・ディラン・グレイザー(右)がビリーの親友フレディ役で登場する。

2人のお子さんたちから『シャザム!』について何か反応がありましたか?

マーク:今まで自分の仕事に興味を持ってくれなかったんだけど、息子たちも初めてハマってくれて、父親としてもとても誇らしかったね。

たまには、ヒーローを演じたいと思うことはありますか?

マーク:(笑)。じつは僕は、キャリア初期にはいい人やヒーローの役ばかり演じていたんだ。たまたまイギリスで悪役を演じた作品がヒットして、そのイメージがついているんだと思う。役を探すときは決して悪役を求めているわけではなくて、1番演じ甲斐があり興味が持てるキャラクターを探すと、それがたまたま悪役なことが多くてね。悪役の方がもっと複雑だったり多層構造なキャラクターであることが多いんだよね。じつはここ10年、兄弟役や父親役などを演じていて、今回の久しぶりに悪役を演じるんだ。ただ、役者としていろいろな役を演じていきたい。次の出演作はサム・メンデス監督の『1917』で、ここでは戦争の前線にいる士官の役だよ。

敵を演じる俳優として有名ですが、その存在感からファンが多いですよね。悪役でありながらも、観客を魅了する秘訣はなにかありますか?

マーク:悪役を演じている理由は、自分と違うからなのかもしれないな。ある意味、それが「演技」ということなんだと思う。自分に近い良い役を演じているとそこまで大変じゃなく、やりがいもないかもしれないしね。もしかしたら観客が悪役を面白いと思えるのは、自分たちのファンタジーを、役を通して経験出来るからかもしれないね。つまり、役がより邪悪だったりダークな存在であればあるほど、見ている観客自身の中のそういう部分が浄化できるし、誰も傷つけることなく気持ちを出したり…というのがあるんじゃないかと思う。ある意味のカタルシスみたいな…。ホラー映画を見るのと同じじゃないかな?ホラー映画の世界に住みたくはないよね?(笑)。

画像3: ©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

アジアと欧米は、どこが違うと思いますか?

マーク:今気がついたんだけど、日本を含めた東洋の文化というのは、西洋の文化と違うところが、とくに善と悪の構図にあるように思う。西洋の悪というのは善が完全に負かさなければいけない、倒さなければいけないという描かれ方が多い。つまり、ヒーローが勝利する構図が多いけれど、東洋はバランスが取れているように思える。影と光じゃないけれど、完全に善が悪を打ち負かすという描かれ方ではなく、悪役はそのまま生かすというか、完全になくなりはしないという描かれ方が多いように思うんだ。それはより成熟している考え方だと思うし、『シャザム!』の核の部分にも実はそういう要素があるんじゃないかな、と思っているよ。西洋のアメコミははっきりとした勧善懲悪的な描かれ方が多くて、それはナチスとかヒトラーのような悪に押し潰されそうになり、それを打ち負かすためにヒーローが必要だったというところにヒーローの起源があるのかもしれない。東洋の善悪の構造というのはヒーローと悪役がダンスのように戦い、どちらかがはっきり勝利するという訳ではないけれど、その戦いは一旦そこで終わり、また続いていくような部分がある。その考えは僕からすると成熟しているように感じて面白いんだ。シャザムとシヴァナの関係も同じようなところがあるんじゃないかと思うよ。

アメコミ映画は日本でも大人気なのですが、日本のことをどう思いますか?

マーク:日本は何回か訪れていて、最初に行った時から興味深い国で、何度も何度も戻ってきてしまうんだ。1990年に初めて日本を訪れたときは、新宿にあったグローブ座でシェイクスピア劇を演じたんだよ。グローブ座はロンドンにできるよりも先に東京にあったんだね!

最後に日本のファンにひと言お願いします。

マーク:とにかく『シャザム!』を見て、楽しい時間を過ごしてもらいたいね。笑って、ザックのオトナの体を持った14歳のコドモっぷりを楽しんでほしい。善と悪という物語の構造はもちろんのこと、スピルバーグ的なレトロテイストを楽しんでもらいたいし、アクションも見所だよ。日本のファンにも楽しんでもらえると思う。とにかく見ていて楽しいし、いろいろな才能のあるグループで作り上げた作品なので楽しんでもらいたいな!

画像4: ©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

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 応募方法は、フロントロウ編集部のツイッター(@frontrowjp)をフォロー&該当ツイートをリツイートするだけ。

 応募締切は5月12日(日)23:59。サイズはすべてM。

 インタビュー時間を過ぎても、演技への情熱を語ってくれた英国紳士マーク・ストロング。彼が出演する『シャザム!』は、4月19日に全国ロードショー。(フロントロウ編集部)

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