エマ・ワトソン、ファッション業界の環境負荷を指摘「変化を起こせる余地がある」


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俳優のエマ・ワトソンが、英時間6月22日にロンドンで開かれた環境関連のビジネスフォーラムで、ファッション産業が環境に与える影響について語った。自身も長年関わってきた業界だからこそ、改善の可能性について自身の考えを示した。(フロントロウ編集部)
「石油産業に次いで2番目に汚染している産業」と指摘
英PA通信によると、エマ・ワトソンは壇上で短い詩を朗読したあと、ファッション産業について言及。ファッション産業を「経済のなかでも最も搾取的な分野のひとつ」と表現し、次のように語った。
「ファッション産業は、実際には航空業界よりも多くの排出を生み出しています。石油産業に次いで2番目に環境を汚染している産業なんです」
続けてエマは、「でも、私は本当にファッションが好きですし、ファッションは自分の仕事の大きな部分を占めています。だからこそ、この分野には私たちが実際に大きな変化をもたらせる余地があることに希望を感じます」とも話し、ファッションへの愛着を語るとともに、業界には大きな変化を生み出せる余地があるとの考えを示した。
フォーラムは、ウィリアム皇太子が設立した野生生物保護の取り組み「ユナイテッド・フォー・ワイルドライフ」が主催したもの。世界的な企業の代表者らが集まるなか、エマはウィリアム皇太子や俳優のベネディクト・カンバーバッチとともに登壇した。
レッドカーペットでもサステナブルなファッションを実践
エマは以前から、サステナブルなファッションを自ら実践してきたことでも知られている。
英Vogueによると、2004年の映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のロンドンプレミアでは1920年代のヴィンテージドレスを着用。2009年の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のプレミアでもヴィンテージのオジー・クラークのドレスを選んだ。
2016年のメットガラでは、使用済みペットボトルを再利用した素材で作られたカルバン・クラインのドレスを着用。2017年の映画『美女と野獣』のプロモーションでも、オーガニックシルクやリサイクル素材を取り入れた装いを披露した。2021年の第1回アースショット賞授賞式では、慈善団体オックスファムに寄付されていたウェディングドレスをアップサイクルしたハリス・リードの衣装を選ぶなど、環境への配慮を意識したスタイルを発信し続けている。
俳優業以外でも活動の幅を広げる
現在は、弟のアレックス・ワトソンと立ち上げたジンブランド「ルネ(Renais)」の共同創業者としても活動している。
2014年には国連ウィメン親善大使に任命され、ジェンダー平等の実現に向けて男性にも参加を呼びかけるキャンペーン「HeForShe」の立ち上げに携わった。2019年には、英国で職場のセクシュアルハラスメントを経験した女性を支援する法律相談窓口の設立資金を援助。2021年には、第1回アースショット賞授賞式でプレゼンターも務めている。
学業にも力を入れており、2023年にオックスフォード大学でクリエイティブ・ライティングの修士課程を始め、現在は文学の博士課程で学んでいると報じられている。
スクリーン復帰は未定
エマが最後に出演した劇映画は、2019年に全米公開され、日本では2020年に公開された『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。それ以降、新たな映画出演は発表されていない。
2021年には引退説も広がったが、マネージャーは「エマのSNSアカウントは休止していますが、キャリアは休止していません」と否定。エマ本人も、キャリアをめぐる噂はクリックを集めるためのものだとSNSで反論している。
2025年に応じたインタビューでは、「これまでやったことのない何か」に取り組んでいると明かした一方で、「そうすると『いつ実現するの?』『あれはどうなっているの?』と聞かれるから」と、詳細は明かさなかった。また、「おそらく、これまでで一番幸せで健康な状態にあります」とも語っている。
俳優としての新作は発表されていないが、エマは学業や事業、環境やジェンダー平等に関する活動を続けている。今回のフォーラムでは、ファッション産業の環境負荷や、企業が果たすべき役割について自身の考えを語った。














