ドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』の俳優タイラー・ブラックバーンが、自身の性的指向 について、「異性愛者」や「心と体の性が一致している人」以外の人のことを意味する「クィア」であることを公表した。(フロントロウ編集部)

「10代の頃からバイセクシャルだと自覚」

 2017年にアメリカで放送が終了した、大ヒット青春ミステリードラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』のケイレブ・リバース役でおなじみの俳優タイラー・ブラックバーンが、米Advocateのインタビューで「クィア」であることをカミングアウト。これまでの葛藤について赤裸々に語った。

画像: 女優のアシュレイ・ベンソン(左)演じるハンナ・マリンとタイラー演じるケイレブは、2人の役名をかけ合わせた「ヘイレブ(Haleb)」という愛称で親しまれ、“お似合いのカップル”としてファンから高い支持を得ていた。

女優のアシュレイ・ベンソン(左)演じるハンナ・マリンとタイラー演じるケイレブは、2人の役名をかけ合わせた「ヘイレブ(Haleb)」という愛称で親しまれ、“お似合いのカップル”としてファンから高い支持を得ていた。

 クィア(Queer)とは、セクシャルマイノリティを表す「LGBT」に最近新しく加わった「LGBTQ」の「Q」のことで、使う人によって意味が変わるが、現代においては、「異性愛者」や「心と体の性が一致している人」以外の人のことを意味することが多い。

 「僕はクィアです」

 同インタビューの中でこう宣言したタイラーは、緊張からか少々かすれた声で「10代の頃からバイセクシャル(両性愛者)であることを自覚していた」ことを明かし、このタイミングで自身の性的指向を明らかにしようと思った理由について、「誰かを愛することや、自分を愛することに罪悪感を覚えることなく、ただ自分に正直に生きたいと思った」からであると語った。

20代の後半で自分を“さらけ出す”決意

 20代の頃に数人の女性とそれぞれ数年間交際したが、完ぺきに満たされたことはなく、つねに心のどこかで男性への興味があるような状態だったというタイラー。しかし、“ストレート(異性愛者)かゲイ(同性愛者)のどちらかでなければならない”という、バイセクシャルの人の多くが抱える社会的なプレッシャーから、自分をさらけ出すことができずにいた。

 「クィアコミュティにおいて、バイセクシャルは(ストレートやゲイであることを認めたくない人たちの)“逃げ場”みたいに思われていることを知った。そういったステレオタイプに自分もとらわれてしまい、四方八方からプレッシャーを感じてた。僕はずいぶん長いあいだ、男性に惹かれる自分を抑え込んできた。でも20代も終わりに近づき、『プリティ・リトル・ライアーズ』の放送終了が迫っていた頃、ついに自分を解放することにしたんだ。ただ単に模索したり欲望を解き放ったりするためではなく、バイセクシャルであることで感じる弱さや、感情的な側面を実際に経験するためにね」

 ようやく自分らしく生きることを決めたタイラーだが、彼にとって自分探しの旅はまだ始まったばかり。今は自分を何かの「型」にはめることなく、自分の気持ちに正直に生きられることに喜びを感じているという。(フロントロウ編集部)

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