2015年公開『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が遺作に
映画『スター・ウォーズ』シリーズのチューバッカ役で知られる俳優のピーター・メイヒューが、米現地時間4月30日にテキサス州の自宅で家族に見守られるなか息を引き取ったことがわかった。74歳だった。
ピーターは、アメリカで1977年に公開されたシリーズ1作目となる映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』、1980年公開の『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』、1983年の公開『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』、2005年公開の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』、そして2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の計5作でチューバッカを熱演。
『フォースの覚醒』出演時にはすでに車いすが必須だったことが伝えられているが、約10年ぶりのシリーズ新作でチューバッカ役への復帰を果たし、その後、同作の一部で代役を務めたヨーナス・スオタモに役を引き継いだ。
『スター・ウォーズ』の仲間が続々と追悼コメント
ピーターの訃報をうけて、『スター・ウォーズ』シリーズの仲間たちから続々と追悼のコメントが届いている。
ジョージ・ルーカス(監督)
「ピーターは素晴らしい人でした。彼はこの世で最も“ウーキー族”に近い人間です。(ウーキー族のように)寛大な心を持ち、穏やかな性格で、私は彼からつねに勝つことを学びました。彼は私にとって良い友人であり、突然の訃報に深い悲しみに暮れています」『スター・ウォーズ』シリーズ第1作&新3部作の監督ジョージ・ルーカス、公式声明文より。
マーク・ハミル(俳優)
「彼は心優しい巨人でした。体の大きさだけじゃなく、心も大きかった。僕のことをいつも笑顔にしてくれる、僕にとってかけがえのない友人でした。彼との思い出に感謝します。彼のことを個人的に知っているというだけで、男としての株が上がったように感じます。ありがとう、ピート」ルーク・スカイウォーカー役の俳優マーク・ハミル、ツイッターより。
ハリソン・フォード(俳優)
チューバッカの相棒ハン・ソロ役の俳優ハリソン・フォードは、長文コメントでピーターの死を惜しんだ。
「ピーター・メイヒューはとても親切で心優しい、品格のある素晴らしい人でした。そういった彼自身の性格的な要素に加え、彼が持つ賢さと愛嬌を、彼はチューバッカという役に吹き込んだのです。30年来の友人であり映画のなかのパートナーでもある彼のことを、私は本当に愛していました。彼が魂を注ぎ込んで演じたチューバッカは、多くの『スター・ウォーズ』ファンを楽しませたことでしょう。彼はシリーズの成功のためにはファンの存在が何よりも重要であるということを理解していて、彼らにすべてを捧げた。私と、恐らく数百万人はいるであろう『スター・ウォーズ』ファンは、彼が私たちに与えてくれたもの、そして彼自身のことを絶対に忘れません」ハン・ソロ役の俳優ハリソン・フォード、米The Hollywood Reporterに宛てたコメントより。
(フロントロウ編集部)