社会現象的大ヒットを記録したドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、物語の中心的キャラクターである、“ドラゴンの母”ことデナ―リス・ターガリエンを演じた女優のエミリア・クラーク。
世界中どこへ行っても作品ファンたちに神のように崇められ、もし存在に気づかれようものなら周囲に大きな人だかりができてしまう彼女は、これまでの苦い経験を活かして、“人混みで完全に気配を消すためのテクニック”をマスターしたそう。
米allureのインタビューに登場したエミリアは、自身が編み出した絶対に人々に気づかれないようにする方法を明かした。
「公共の場では、いつも“サメ”みたいに動くようにしてるの。頭を下げて。そのせいでちょっと姿勢が悪くなっちゃったかも。でも、何としてでも普通の暮らしを送ろうって心に決めてるからしょうがないわね。」
「人が多い場所では、とにかく素早く動くようにしている。そうすればみんな私だって気づかないでしょ。あとは、なるべく周囲に溶け込めるように地味にしてるわね。ボディーガードを6人も連れて巨大なサングラスをつけて、奇抜なコートを着るなんてことは絶対しない」
セレブの中には、人が多い場所に出かけるときは、身バレを防ぐためにカツラやつけヒゲ、つけ鼻まで使って変装する人も。
しかし、あまりにも大袈裟な変装をするとかえって目立ってしまい、パパラッチにちょっと間抜けな写真を撮られてしまうという二次災害を招くこともある…。
エミリアのテクニックはその逆で、できるだけ普通に地味に振る舞い、かつ、キャッチされにくよう俊敏に動くというもの。
彼女の場合は、代表作である『ゲーム・オブ・スローン』の劇中では、プラチナブロンドヘアを巧みにアレンジしたアイコニックなスタイルで知られているものの、地毛は暗めのブラウンということもあり、ウィッグさえ取ってしまえば、ほかのセレブたちよりも多少気づかれにくいというアドバンテージはあるかもしれない。しかし、それでも、気づく人には気づかれてしまうので、このテクを実践しているということのよう。(フロントロウ編集部)