コンスタンスの“ファックツイート”が炎上
映画『クレイジー・リッチ』で主人公のレイチェルを演じたコンスタンス・ウーと、アストリッドを演じたジェンマ・チャンの関係にスポットライトが当たるきっかけになったのは、コンスタンスが主演を務めるドラマ『ファン家のアメリカ開拓記』のシーズン6の制作が決まったこと。
多くのドラマが打ち切りになるなか、出演者にとって朗報なはずの新シーズン決定のニュースが報じられた直後に、なんとコンスタンスが「頭にきた。まじで泣いてる。あーもう、ファック」「ファッキング・ヘル」と、「ファック」という強い言葉を使ってドラマへの不満を吐くようなツイートを投稿。
高飛車な態度にもとれる彼女の発言に、「失礼すぎる」「自爆行為だ」というコメントが殺到してツイートは瞬く間に炎上した。
これを受けて、コンスタンスは「私は日常的にファックを使う」「私の発言を誤解している」としたうえで、「『FOTB(※ドラマの略称)』の新シーズン決定をすごく嬉しく思っている。キャストもクルーも大好き。この作品の一員になれて誇りに思っているし、サポートしてくれているファンにも感謝している」と、ドラマ出演に不満があるわけではないことを弁解したが、それでも批判の声は収まらなかった。
『クレイジー・リッチ』共演者が“いいね!”
さらに今度は、火に油を注ぐようにジャーナリストのヤシャール・アリが、現在は削除されたツイートで「コンスタンス・ウーの行動は、ここ数年に彼女と働いたことがある人なら驚くことではない。彼女は失礼で、ケチでいじわるで恩知らずなことで知られている」とツイート。
ブレイクとともにコンスタンスの性格も悪くなったと指摘したツイートを、なんと「ここ数年にコンスタンスと働いたことがある」と言う点に当てはまるジェンマが「いいね!」したことが発覚。これによって、コンスタンスとジェンマの不仲説が急浮上した。
『クレイジー・リッチ!』の共演者を巻き込むドロ沼の展開になったかと思われた一連の騒動だが、これについてジェンマがツイッターを更新。「はっきり説明します。あれは間違って“いいね”したものです。ケンカやビーフを望んでいた人がいたら、がっかりさせてごめんなさい。今度からスクロールする時に(GIF動画のように)気をつけるわ」と、世間を騒がせた“いいね!”は誤って押してしまったと釈明した。
コンスタンスが謝罪するも…
また、コンスタンスも再びツイッターを更新。長文メッセージで、問題の“ファックツイート”は、『ファン家のアメリカ開拓記』に向けたものではなく、「情熱を注いでいた他のプロジェクトを辞退しなくてはいけないこと」だったと説明して不適切な単語を使用した発言を謝罪した。
メッセージのなかでコンスタンスは、問題の発言の裏にはドラマの続投によって俳優として成長できる新たな挑戦を諦めなければいけないことに悔しさがあったことを正直に告白。
ドラマの人気に感謝する一方、一歩踏み出すことができなくなったもどかしさを明かすと、揺れ動く感情を理解してくれる人々に感謝の気持ちを述べ、「“女性を信じる”選択をしてくれることはすごく意味のあることです」という1文で締めくくった。
このメッセージで収まったと思われた今回の騒動だが、コンスタンスが謝罪文を締めくくった最後の1文で、セクハラ問題における女性の権利を訴えるMeTooムーブメントによって生まれたスローガン「Believe Women(女性を信じる)」(※)の言葉を用いたことが、別の観点で反感を買い、再びコンスタンスのツイートは炎上している。
※Believe Womenは、セクハラ被害を訴える女性の告発を認めることの大切さを訴えたもの。嘘の告発は真実の告発より少ないということへの気づきを啓発するムーブメント。
(フロントロウ編集部)