Netflixの人気SFテレビアンソロジー『ブラック・ミラー』の最新シーズンの予告編が公開。同作が6月5日に全世界で配信開始となることも同時に発表された。
第5シーズンとなる今回の作品では、前シーズンまでと同様、テクノロジーの進化がもたらすさまざまな恐怖を描いた3つのストーリーが含まれる。
それぞれのエピソードの詳細やあらすじは、いまだ謎のベールに包まれたままだが、公開されたトレーラーでは、豪華キャストの出演が明らかに。
その中には、以前から出演がウワサされていたシンガーのマイリー・サイラスの姿も。
予告編映像のいくつかのシーンに登場するマイリーは、パープルのウィッグをつけた“スーパースター”に扮し、ステージやカメラの前に立ちダンサーを従えてパフォーマンスを披露。
その一方で、ウィッグを外したノーメイクの“素の姿”で、神妙な表情を浮かべて一人ピアノの前に座るマイリー演じるキャラクターが、母親らしき女性から「2万人ものファンたちがあなたの事を待っているのよ、見せつけてやりなさい」と鼓舞される場面も。
さらに、別のシーンでは、マイリー扮する“トップアイドル”を模した小型ロボットが「友だちが一人も居ない」とつぶやく孤独な少女に向かって「レイチェル、あなたはとっても可愛いわ」と自尊心を高める励ましの言葉を送る様子も登場する。
予告編から見るに、どうやら『ブラック・ミラー』でマイリーが演じる役柄は、 “素の姿”を隠して“別の自分”としてトップアイドルとしての仕事をまっとうするという点で、彼女がディズニー・チャンネルの人気ドラマ『シークレット・アイドルハンナ・モンタナ』(以下『ハンナ・モンタナ』)で演じたティーンアイドルのハンナ・モンタナの役柄と共通しているよう。
コメディ要素満載で人々を明るくする内容だった『ハンナ・モンタナ』とは対照的に、『ブラック・ミラー』シリーズは、観終わった後、ずんと心が重くなるような、後味の悪い、考えさせられる作品が多いことで知られているが、マイリーが登場するエピソードは一体どんなストーリーに?
『ブラック・ミラー』のシーズン5のキャストには、マイリーのほかにも、マーベル映画『アベンジャーズ』シリーズでファルコンを演じた俳優のアンソニー・マッキーやマンティスを演じた女優のポム・クレメンティエフ、1990年後半から2000年代初頭に人気を博したコメディドラマ『ザット'70sショー』のトファー・グレイス、『スパイダーマン:ホームカミング』や『The Beguiled/ビガイルド欲望のめざめ』に出演した若手注目女優のアンガーリー・ライスらが名を連ねている。(フロントロウ編集部)