日焼け止めをはじめ、コスメはなかなか計画通りに使い切れないもの。けれど、とくに肌を紫外線から守るための日焼け止めは、劣化して雑菌が繁殖していたり、効果がなくなってきているものを塗って太陽に肌をさらすのは危ないし、肌にダメージを与えかねないので注意が必要。
日焼け止めはどのぐらいで新しいものに交換したらいいのか、また、劣化してしまったかどうかの見極めポイントを専門家が紹介。
期間を区切る
日焼け止めにもいろんなタイプがあるけれど、一般的には開封しておよそ1年、未開封で3年で期間を区切り、新しいものに交換したほうが良いそう。
けれど、海やリゾートで使うようなUV対策効果の高い日焼け止めは、そのときだけ使うので余ってしまい、翌年に持ち越しがち。また、日焼け止めは夏だけではなく、さっぱりタイプやうるおうタイプ、また、化粧下地を含めいろんなアイテムを年中使うから、気がついたら1年以上経っていた日焼け止めを使っていたということも。
ついうっかり古いものを使っていたということがないよう、フロリダ州の皮膚科医アリソン・アーサーは、「有効期限がない日焼け止めを購入する場合は、製品に日付を記入しておくと良いわよ」とアドバイス。
「使用開始日」だけでなく、いつも同じような日焼け止めを買っているときは、いつ買ったものかわからなくならないように「購入日」も書いておくと間違いなさそう。
劣化の兆候を見逃さない
また、日焼け止めの劣化は期間だけではなく、お店に置いてあった期間や、保管している場所の温度、さらには、真夏の海で使用したといった状況にも影響される。さらに、日焼け止めがスプレータイプか、クリームタイプかなど製品によっても変わってくる。
そのため、期間を守れば大丈夫と安心せずに、質感やニオイもチェックしたほうが良いのだそう。
アリソンは、「手にとったときに水っぽくなっていたり、粒子が粗くなったと感じたり、色が変わっていたら処分して」とコメント。また、おかしなニオイがしたときも、使わないほうが安全。
まだ買って数ヵ月であっても、劣化の兆候が表れたときは潔く新しいものに変えたほうが良いみたい。
せっかく紫外線対策をするのだからきちんと効果が得られるよう、使う日焼け止めに気をつけてみて。(フロントロウ編集部)