クリスが演じていたかもしれないキャラクターは?
アベンジャーズのオリジナルメンバーのひとりとしてMCUを牽引し、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではこれまでとは一変したキャラクターを演じたソー役クリス・ヘムズワース。
オーストラリアでキャリアをスタートさせたクリスは、2000年代に仕事の拠点をハリウッドに移すも、2011年公開のMCU映画『マイティ・ソー』のソー役を獲得するまでは、なかなか大役に選ばれず、ブレイクするのに苦しんでいた。
そんなクリスが、ブレイク作品でもあるソーを演じる前に、他のマーベル映画のオーディションで最終候補まで残っていたことを米Varietyに明かした。
「『G.I.ジョー』の役をもらう寸前までいったし、『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』のガンビット役をもらう寸前までいった」と告白。チャニング・テイタムが演じた『G.I.ジョー』のデューク役と、テイラー・キッチュが演じたマーベル映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のガンビット役のオーディションを受けていたことが発覚した。
ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じた『X-MEN』シリーズの映画『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』には、映画『デッドプール』主演のライアン・レイノルズもデッドプール役で出演していた。そんなマーベル映画にクリスは、ガンビット役として採用される寸前だったという。
しかし、神様のいたずらか、こうした役を獲得することが出来ず、結果的に、弟リアム・ヘムズワースとの競争に勝ち、『マイティ・ソー』でのソー役を手に入れた。
キャリアがくすぶっていた当時を振り返ったクリスは、「あの時はイラ立っていた。お金も底をつきそうだったけど、もしあの役を演じていたら、ソーを演じることはできなかっただろうな」と、過去の悔しい失敗が転機だったと答えた。
また、『マイティ・ソー』公開後には、映画がヒットするのか、続編が制作されるのか、はたまたその作品に再び自分がキャスティングされるのかという不安で、「居ても立っても居られなかった」ことも明かした。
今でこそ、多くのファンからクリス以外にソー役を出来る俳優はいないとまで言わしめているけれど、もしクリスがオーディションに合格していたら、『アベンジャーズ』ではなく、『X-MEN』の一員になっていたかもしれなかった。(フロントロウ編集部)