『フォードvsフェラーリ』予告編解禁
60年代のル・マン24時間レースで、当時のカーレース界において敵なしと言われ、圧倒的な強さを誇っていたフェラーリチームを破ったフォード・モーターの実話を映画化した『フォードvsフェラーリ(FORD v FERRARI)』の予告編が解禁された。
伝説のレーシングカーと言われる「GT40」の誕生秘話と、1966年のル・マン24時間レースでフォードのレーシングカーが表彰台を独占するまでの軌跡をたどる本作で、レーシングカーデザイナー兼レーシングドライバーのキャロル・シェルビー役をマット・デイモンが、イギリス人ドライバーのケン・マイルズ役をクリスチャン・ベールが演じる。
クリスチャン、役作りで今度は減量
GT40の製造を手助けした車マニアのケン・マイルズを演じたクリスチャンといえば、役作りで変幻自在に体重を増減させることで有名だが、今回はレーシングドライバーになりきるために普段よりも細身に。
クリスチャンは、2018年全米公開の映画『バイス』で元米副大統領ディック・チェイニーを演じるために18㎏の増量をしたことで話題になったばかり。『バイス』の撮影の約10ヵ月後には『フォードvsフェラーリ(原題)』の撮影が始まっており、そこですでにスリムな体型のクリスチャンが目撃されたため、この時点で少なくとも前作で増やした18㎏の体重の減量に成功していたとみられる。
そんなクリスチャンと、数々の名車を創り上げたキャロル・シェルビーをさすがの演技力で演じたマットがW主演を務める映画『フォードvsフェラーリ』には、2人のほかに、映画『グランド・イリュージョン』のカトリーナ・バルフ、ドラマ『ウォーキング・デッド』のジョン・バールサル、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のトレイシー・レッツなどの実力派が脇を固める。
2019年3月にディズニーが20世紀フォックスを買収したことでディズニー映画の一部となった映画『フォードvsフェラーリ』は、マーベル映画『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールド監督がメガホンを取る。
車好きにははまらない実話が基になった映画『フォードvsフェラーリ』は、11月15日に全米公開。日本公開の詳細はまだ明かされていない。(フロントロウ編集部)