6月5日は地球を守るために環境問題の理解と解決に取り組むことを呼びかける「世界環境デー」。そして、6月8日は世界で一丸となって海のことを考えようとする「世界海洋デー」。改めて、環境に悪影響を与えずに肌を守るには、どんな「日焼け止め」を選べばいいのか、また、海での紫外線対策を紹介!(フロントロウ編集部)
環境に悪影響をあたえてしまう「日焼け止め」の成分
日焼け止めの成分には、サンゴをはじめ海の生物にとって害があるものがあるという。環境専門調査委員会の化学者デビッド・アンドリュースは、「その成分の量が少なく、低濃度であったとしても、サンゴに致命的なダメージを与えてしまう。そのことで、より大きな生態系に影響を及ぼしている」と米メディアmarie claireにコメント。
使うのを避けるべき日焼け止めは、海洋生物に悪影響を与えてしまう化学物質「オキシベンゾン」「オクチノキサート」という紫外線吸収剤を含む日焼け止めなのだそう。
ハワイでは、海洋汚染対策のために2021年1月1日から、この成分を含む日焼け止めは販売も禁止になる。
使っても良い「日焼け止め」は?
逆に、どの日焼け止めを使えばいいのかというと、紫外線吸収剤の「オキシベンゾン」「オクチノキサート」を含まず、紫外線錯乱剤が配合された、ノンケミカル、天然由来成分のサンスクリーン。
肌への負担も少なく、赤ちゃんや敏感肌の人でも使える日焼け止めには、このタイプが多く、ウォータープルーフのものもあるのでチェックしてみて。
ラッシュガードや帽子
紫外線は、「日焼け止め」だけで対策しようとしても、とくに海だと「日焼け止め」が落ちては塗り直すことの繰り返しになってしまう。
そのため、発想を変えて、ラッシュガードや帽子、サングラスなどを使って物理的に日差しを防ぐ方法もオススメなのだとか。肌が敏感でコスメで荒れやすい人も、服や帽子でガードする方法なら安心。
環境に良い選択が、そのまま自分の肌や健康にとっても良い選択であることが多いのは、自分も自然の一部だから。今年の夏の日焼け対策の参考にしてみて。(フロントロウ編集部)