アヴィーチーの遺作に日本を代表する楽曲が
2018年4月に訪問先のオマーンの首都マスカットで自ら命を絶ったプロデューサー兼作曲家のアヴィーチーことティム・バークリングが、遺作として楽曲「SOS」を4月11日に、アルバム『TIM』を6月6日にリリースした。
アルバム『TIM』は、コールドプレイのクリス・マーティンやイマジン・ドラゴンズも参加しており、かなり豪華。
そんなアルバムの収録曲のなかで、注目したい曲がある。それは、8曲目に収録されている「フリーク」という楽曲。この楽曲は、マーティン・ギャリックスともコラボしているシンガーのボンをフィーチャリングアーティストとして迎えており、日本人なら1度は耳にしたことがある「あの曲」をサンプリングしている。「フリーク」を聞いてどの曲がサンプリングされたかわかりますか?
正解は、日本を代表する楽曲として知られる坂本九の「上を向いて歩こう」。この楽曲は、「Sukiyaki(スキヤキ)」として海外でも知られており、動画の52秒辺りから聞くことが出来る。実際に楽曲のクレジットを見てみると、「上を向いて歩こう」を作った永六輔や中村八大の名前があり、日本のファンにとっては嬉しいサプライズ。
アヴィーチーの遺作となったアルバム『TIM』の純利益は、アヴィーチーの家族が立ち上げたメンタルヘルスに焦点を当てた、精神疾患と闘う人たちをサポートして自殺防止のための活動をする非営利団体「ティム・バークリング基金」に寄付される。(フロントロウ編集部)