セレブ一家として有名なカーダシアン家の長男ロブ・カーダシアンと、リアリティスターのブラック・チャイナは、2011年から2017年まで交際。その間の2016年に世間を騒がせた出来事といえば、ロブと婚約中だったブラックが、シンガーのパイロット・ジョーンズと熱烈なキスをしている写真がリークされたこと。
パイロットは、写真は自分が流出させたわけではないとリークへの関与を完全否定。しかし、ロブとブラックの怒りはパイロット一点に注がれた。2人はネット上でパイロットに対する怒りをぶちまけ、さらには、彼はバイセクシャルであると言いふらしたうえ、なんと彼の携帯番号やEメールアドレスを公開した。
また、ロブはパイロットへ直接送ったメッセージの中で、パイロットの人種や性的嗜好への差別発言を繰り返し、ロサンゼルス市警から捜査される事態にまで発展。この一連の騒動を受けて、パイロットは2017年に2人を訴えていたが、このほど新しい裁判書類が提出され、パイロットはロブとブラックに対して約2億3,000万円の賠償金を求めた。
ネットいじめで賠償金2億円以上
米TMZが入手した資料によると、この賠償金の内訳は、ブラックとロブによる「ネットいじめ」と名誉毀損がパイロットに精神的苦痛を引き起こした賠償金として約5,500万円。そして、この騒動はパイロットとその家族の仲を壊し、それに対し約2,750万円。また、パイロットが精神的苦痛を受けたことによる、今までとこの先にかかる医療費約2,750万円。この騒動によって失われた収入約6,600万円。そして、懲罰的損害賠償に約5,500万円等だという。
ブラックとロブによるネットいじめは、パイロットを自殺未遂にまで追い込んだとされている。(フロントロウ編集部)