日本のみならずアジアを中心に世界で巻き起こっているタピオカブーム。連日タピオカ店には長蛇の列ができ、盛り上がりを見せている一方、懸念されているのがプラスチックカップの行方。商品を持って飲み歩いた先で、捨て場所に困った人たちが自動販売機のゴミ捨て場などに置いていくなどの「ポイ捨て」行為により、街中の至るところにカップの山ができ、ゴミ問題が深刻になっている。
一方で「プラスチック消費大国」と言われる日本だけでなく、地球規模で環境問題が深刻になっているのが現状。タピオカの容器にも使用されているプラスチックは、すぐに対策を考えるべき問題だと言われており、多くのセレブたちが声を挙げて環境保護を訴えている。
そんな問題を解決すべく登場したのが、タピオカドリンクの本場台湾が開発中のこちらの商品。
「FLOAT」と名づけられたこのタンブラーは、なんとタピオカ専用。ただ捨てられるだけのストローも環境に悪いことから、思い切ってタピオカを吸うのに必要なストローを使わない方向へ。
その代わりにカップの上部にとりつけられているのは、ザル状になった容器。ここにタピオカを入れれば、タピオカが沈むことなく、ドリンクと一緒にも最後の一粒まで味わえるという、「環境への優しさ、タピオカの飲みやすさ、洗いやすさ」の3拍子がそろったなんともクリエイティブなアイテムとなっている。
全世界でプラスチックごみによる海洋汚染が深刻化し、スターバックスや英マクドナルドなどがプラスチック製のストローの廃止に乗り出すなど、環境問題が見直されつつある現代。動物の権利と環境問題に大きな関心を寄せるミレニアル世代の心をくすぐりそうなこちらのアイテム「FLOAT」は現在開発中。販売開始は2019年の冬ごろを予定しているという。(フロントロウ編集部)