ピンクのコンサートでファンが出産
アルバム『ハーツ・トゥ・ビー・ヒューマン』が絶好調であるシンガーのピンクは、25日にイギリスで公演を行なった。
リバプール・アンフィールド・スタジアムで行なわれたピンクのコンサートには、大勢のファンが集まり、そのなかには32歳の妊婦であるデニス・ジョーンズもいた。
そんなコンサートは、ピンクのヒット曲「ゲット・ザ・パーティー・スターテッド(意味:パーティーをはじめよう)」で幕開け。曲名の通り、これからパーティーが始まろうとした時、なんとデニスのお産もスタート。
コンサートとともに始まってしまったデニスのお産に周囲は混乱するなか、コンサート会場で緊急事態に備えて派遣されていた2人の医師がデニスのもとに駆けつけた。
数千人の観客をかき分けデニスを会場の外に連れ出すと、医師は病院ではなく会場の医務室に搬送。ベッドが数台あるだけの部屋に運ばれたデニスは、わずか5分足らずで元気な女の子を出産したという。
Baby Dolly Pink Born at @Anfield Whilst watching @Pink concert! Mum and Baby are doing Amazing, thank you to the amazing paramedics that deliverd her! @LFC @LivEchonews #LiverpoolBaby #Liverpool ❤❤ pic.twitter.com/8W9ZnzNHXk
— Chloe Dryhurst (@dryhurst_chloe) 2019年6月25日
その時の様子を医師は、「病院にたどり着くまでもたないから会場で出産しなければいけないと判断した」と英Liverpool Echoに話し、出産は「鎮痛剤を使用する時間もなかったから、自然分娩だった」そうで、「(出産した)母親は珍しい状況だったにもかかわらず見事だった」と、母親を称賛した。
ピンクの楽曲「ゲット・ザ・パーティー・スターテッド」の生パフォーマンスに合わせて、お腹でもパーティーがスタートしちゃったデニスは、この奇跡的な出来事で生まれてきた女の子を「ドリー・ピンク」と名づけた。
ちなみにピンク自身はこのニュースに対し、「ドリー・ピンクはパーティーを始めたかったんだよ」とインスタグラムでリアクションした。
(フロントロウ編集部)