英広告基準局(ASA)が、ある事例をきっかけに、インスタグラムのフォロワー数が3万人を超える人物は「セレブリティ」と見なすとの見解を示した。(フロントロウ編集部)

 インスタグラム上でインフルエンサーとして活動しているイギリスのママ・ブロガー、サラ・ウィロックス・ノットのある投稿が、英国内の広告規定に反するとして英広告基準局から摘発を受けた。

 サラが医薬品会社との協賛で投稿したのは、アレルギー治療に用いられる抗ヒスタミン剤「フェネルガン」の夜用タブレット。

 イギリスにはセレブリティや医療従事者が医薬品の宣伝を行なってはいけないという広告規定があるが、投稿時、3万2千人あまりのフォロワー数を有していたサラは、自身が「セレブリティ」であるとは認識していなかったため、ベッドに腰掛けてポーズを取る自身の背後にフェネルガンのパッケージがはっきりと写り込んだ写真を投稿。キャプション内ではフェネルガンが薬局専用の医薬品であることや、睡眠改善に効果があることなどに触れた。

サラ・ウィロックス・ノット。子育てやママライフについて綴ったママブログ『This Mama Life』を運営。(この投稿は指摘を受けた投稿ではない)

 しかし、この投稿が広告基準局から規定違反だとして指摘を受けることに。

 同局は「3万人以上のフォロワーを有する彼女は、膨大な数の人々からの注目を集める人物であると考えます。彼女の人気や影響力を考えると、『ディス・ママ・ライフ』(※)はセレブリティであり、CAPコードの対象になります」と発表。

※サラのインスタグラムアカウント名。

 サラをセレブリティの1人と見なし、サラの問題の投稿にはCAP(広告実践委員会)が制作する「CAPコード」と呼ばれる広告コードが適用されると指摘した。

 これに対し、フェネルガンの販売元である医薬品メーカー、サノフィはサラとの協賛は英国大衆薬工業協会(PAGB)の審査を通過したものであると反論。しかし、英広告基準局はこの主張を認めず、サラの投稿は削除された。

 インフルエンサーと呼ばれる人物がセレブリティと見なされ、医薬品の宣伝において広告規定違反の判定を下されたのは今回が初めて。

 このニュースを受け、SNS上ではたくさんのユーザーたちが「フォロワー数3万人が“セレブ認定”される基準なら、私もセレブになれるかも」、「フォロワー3万人超えてるから僕もセレブだね。サイン受けつけます」といったユニークな反応を示し、賑わっている。(フロントロウ編集部)

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