ザ・ビートルズのポール・マッカートニーが、約30年連れ添った妻リンダ・イーストマンを亡くした当時のできごとを語った。(フロントロウ編集部)

 伝説のロックバンド、ザ・ビートルズポール・マッカートニーは、1969年にフォトグラファーのリンダ・イーストマンと結婚し、3人の子供をもうけた。

画像1: ビートルズのポール・マッカートニー、死去した愛妻のためにできるのは「泣くことだけ」

 お似合いの夫婦として知られた2人だけれど、リンダは1998年に乳がんにより、56歳の若さで死去。結婚30周年を目前に愛する妻を亡くしたポールは、その後1年間の悲しい記憶を英BBCラジオ『Ricky Ross Meets...(原題)』のなかで明かした。

「1年間ぐらいは、頻繁に泣いていたよ」

 さらにポールは、「歩いてくるのを期待しちゃうんだよね、愛する人が。だってそれが日常だったからさ。ものすごく泣いたよ。恥ずかしいぐらいね。でもリンダのためにできるのはそれぐらいしかなかった」と、リンダを亡くした喪失感に打ちひしがれた当時を振り返った。

画像2: ビートルズのポール・マッカートニー、死去した愛妻のためにできるのは「泣くことだけ」

 また、ポールは自身の母も乳がんで亡くしており、母を亡くした時、隣の部屋で父親が泣いている声を聞いたというポールは、「それは悲劇的だった」と語る。

 そんな悲劇を自分も経験することになったポールだけれど、リンダとの思い出は今も鮮明に覚えているよう。ポールは、「僕たちは僕たちのしたいことをした。そして彼女は、そのすべてを写真に写していた」と、リンダとの日々や、フォトグラファーとしてのリンダの才能に思いを馳せた。(フロントロウ編集部)

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