子供用の日焼け止めは、どう違う?
幼い子供も太陽の日差しから肌や健康を守るため、日焼け止めを塗るのが常識に。
大人用の日焼け止めとは別に、子供用の日焼け止めとして、いくつもの種類の日焼け止めが売られているけれど、ニューヨークの皮膚科および美容整形外科のデンディ・エンゲルマン医学博士は、子供用の日焼け止めについて、「そのほとんどは、刺激を起こす可能性が低いミネラルベースで作られている」と米メディアPureWowにコメント。
日焼け止めには、肌の表面で紫外線を吸収することでUV対策をする紫外線吸収剤が配合されているケミカルタイプのものと、肌の表面で紫外線を跳ね返す紫外線錯乱剤が配合されているミネラルベースのノンケミカルタイプがある。
子供用の日焼け止めは、肌への負担がより少ないミネラルベースの日焼け止めが多いのだという。
大人が子供用を使っても良い?
肌に優しい作りなのであれば、大人も使いたいけれど、デンディは、「家族それぞれ、大人、子供と別々の日焼け止めを買う必要があるわけじゃない。実際、私は(大人の)患者に、赤ちゃん用のものを買うようにアドバイスすることがある」とコメント。大人が使っても良いという。
肌に優しい作りのため、子供用の日焼け止めはSPF値がそれほど高くなかったり、かんたんに石鹸で落とせるよう作られているものはこまめに塗り直す必要があるものなどもあるけれど、日焼け止めが肌の負担になるという人は、子供用の日焼け止めで肌に合うものを探してみるのも良さそう。
ただし、子供用のものであれば肌に刺激がないというわけではないので、成分や自分の肌に合うかチェックすることは必要。
子供が大人用を使っても良い?
デンディによると、大人用の日焼け止めであっても、ミネラルベースであったり、成分や処方などによっては子供が使っていいものがあるのだそう。
けれど、子供の皮膚は大人の皮膚よりも薄いので、刺激となる可能性がある日焼け止めは避けるべきだという。
つまるところ、大人用と子供用の日焼け止めについて、デンディいわく「実質的な違いはない」という。肌に優しいものを選ぶ目安にして、むやみに信じすぎず、肌に合うかチェックして選ぶことが大切なよう。
(フロントロウ編集部)